久保建英のマドリー復帰、戦力外アザールの“居座り”が障害か。「夏に荷物をまとめて出て行くのを望んでいるが…」

2023年03月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「扉を閉ざす可能性がある」

アザール(右)の去就が久保の再獲得に影響を与えるのか。(C)Getty Images

 レアル・マドリーで事実上の戦力外となっているエデル・アザールの去就が、久保建英に影響を与えるかもしれない。

 スペインメディア『fichajes.com』は3月17日、「アザールがレアル・マドリーとの契約を全うしたいという願望は、ブラヒム・ディアス、タケ・クボ、セルヒオ・アリバスのような選手のファーストチームへの扉を閉ざす可能性がある。3人のサッカー選手には、現在ベルギー人に割り当てられているポジションを埋めるオプションがある」と報じた。

「ここに残りたいとずっと言ってきた。まだできることを示すためにプレーしたいと思っている。人々は疑問を持っているが、それは普通のことだ。それをよく理解しているが、僕はまだここにいる」
 
 同メディアは、数日前にアザールが発したコメントを紹介。ベルギー代表を引退したアタッカーが、1月3日を最後にピッチに立っていない現状を伝えたうえで、こう綴っている。

「彼の確固たるスタンスは、後任の計画をすでに立てていたマドリーのそれと真っ向から衝突する。マドリーの人々は、アザールが夏に荷物をまとめて出て行き、彼のスペースをレンタル先のミランで並外れプレーをしているブラヒム・ディアスを埋めるのを望んでいる。マラガ出身の男がサン・シーロに残ることを選択した場合、マドリーは、日本のタケ・クボを取り戻すか、ユースチームにいるセルヒオ・アリバスの昇格に賭けるだろう」

 レアル・ソシエダに完全移籍をした久保について、マドリーは他のチームより優先的に交渉できる権利を持っており、契約解除金6000万ユーロ(約84億円)の半額を支払い、選手側も了承すれば、取り戻すことができるとせれている。

 ただ、ソシエダでようやく自分の居場所を見つけたレフティが、サン・セバスティアンを離れる可能性は高くないだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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