3戦連発なるか! 絶好調の新潟MF伊藤涼太郎、浦和時代の悔しさを“自信”に変え、古巣戦で真価を発揮へ「胸を張って埼玉にいける」

2023年03月18日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

「ぶつけるには最高の相手」

リーグ戦2戦連発中と好調の伊藤。確かな自信を胸に古巣・浦和のホームへ乗り込む。写真:滝川敏之

 古巣相手に真価を見せつける時がきた。

 アルビレックス新潟は3月18日に、J1第5節で浦和レッズと対戦。現在、リーグ2試合連続ゴール中とまさに絶好調のMF伊藤涼太郎が、プロへの扉を開いたクラブである浦和のホームに凱旋する。

 伊藤は2016年に作陽高から浦和に加入し、プロキャリアをスタート。ボランチとして起用された1年目は、柏木陽介、阿部勇樹、遠藤航などといった錚々たる顔ぶれからポジションを奪えず、リーグ戦の出場は1試合のみに留まった。

 その後も出場機会を得られないまま、水戸や大分への期限付き移籍を経験。2020年に浦和へ復帰したが、そこでもベンチを温める日々が続いた。伊藤は当時を次のように振り返る。

「試合に絡めなかった時も『J1でも自分はやれる』という気持ちはずっと持っていました。自信を失いかけていた時期もありましたけど、その時に自分を信じてやってきたことが、多少なりとも活躍できている今に繋がっているのだと思います」
 
 今季は主に新潟でトップ下を務め、精度の高いスルーパスや鋭いターンからのドリブル突破などを武器に、毎試合のように得点に絡み、J1で3位と躍進するチームを牽引。3月末に国際親善試合を行なう日本代表への初招集も期待されたほど(15日にメンバーが発表。伊藤は選出されず)、目に見える活躍を披露し続けている。

「もちろん胸を張って埼玉にいける。でもそれだけじゃなくて、この新潟での約1年ちょっとで、どういうところが成長して、どういうところを磨き続けてきたのかをぶつけるには最高の相手だと思う。良いパフォーマンスを見せたい」

 3戦連発なるか。かつての悔しい思いを自信に変えたテクニシャンが、古巣との一戦に挑む。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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