「ファウルをとらず、イエローを出さない」被ファウル断トツのヴィニシウスが判定に怒り!「ルールを正しく適用しろ」

2023年03月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「誰かに守ってくれと頼んでいるわけじゃない」

ゴラッソを決めたエスパニョール戦後に不満を述べたヴィニシウス
。(C)Getty Images

 優れたアタッカーが厳しく当たられ、そのすべてがファウルと判定されるわけではないのは、いつの時代も変わらない。一方で、才能豊かな選手が危険にさらされないよう、しっかりと判定でコントロールすべきとの声も絶えない。

 3月11日のラ・リーガ第25節、レアル・マドリーはホームでエスパニョールに3-1と勝利した。先制を許したものの、ヴィニシウス・ジュニオールのゴールで追いつくと、前半のうちに逆転に成功。終了間際にダメ押しゴールで白星を確かとしている。

 米スポーツチャンネル『ESPN』によると、同点弾となるゴールを決めた試合後、ヴィニシウスは「審判たちはファウルをとらず、イエローカードを出さない」と、判定への不満を表した。

「僕は15回もファウルされる。そして最後、88分になってイエローカード1枚だ。相手は僕を止める方法を考えなければいけない。(ファウルしても笛が吹かれなければ)彼らにとってすごく簡単になる。選手の評価はしないが、審判はするよ。彼らは正しくルールを適用しなければいけないからだ」
 
 ESPNは、今季のヴィニシウスが被ファウル89回で2位の66回に大差をつけてリーグ最多であること、一方でヴィニシウス自身はリーグ戦で8枚のイエローカードを出されていることを紹介した。その一部は判定に対する抗議が原因のカードだ。

 ヴィニシウスは「誰かに守ってくれと頼んでいるわけじゃない。チームメイトや親、僕のことを好きでいてくれる人以外、人生で誰も守ってはくれなかった」と話している。

「僕はアタマをクリアに保たなければいけない。もちろん、ミスをすることもある。まだ22歳だ。これからもミスはたくさんあるだろう。でも、それを減らし、学び続けたいと思っている」

 マドリーは15日にチャンピオンズ・リーグのラウンド16第2レグでリバプールと、19日のリーガ次節でバルセロナとのクラシコに臨む。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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