「たかが3試合なら誰でも活躍できる」絶好調が続くアルビ伊藤涼太郎は自身のパフォーマンスをどう見ている?

2023年03月11日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

次節の古巣・浦和戦へは…

チームを勝利に導く先制ゴールを挙げた伊藤。写真:滝川敏之

[J1第4節] 新潟1-0川崎/3月11日/デンカビッグスワンスタジアム

 またしても圧巻のパフォーマンスでヒーローとなった。

 アルビレックス新潟は3月11日、J1第4節で川崎フロンターレと対戦。直近のリーグ3試合全ての得点に絡む活躍を見せていた伊藤涼太郎が、この試合でも圧倒的な存在感を披露した。

 新潟は序盤、相手に押し込まれる展開となったなか、カウンターや速攻から再三にわたりチャンスを創出。そのほとんどが伊藤のワンタッチパスや絶妙なスルーパスから生まれた。

 そして22分、左サイドの高い位置でボールを奪った渡邊泰基から、ペナルティエリア手前左でパスを受けた伊藤が、「パスをもらったときには、間違いなく自分で振り抜こうと思っていた」というグラウンダーのシュートをゴール左下に突き刺し、先制に成功した。
 
 好調の25歳MFは、その後もボールを持てば巧みに相手をかわして前進し、チャンスを生み出すなど、終始、川崎の脅威に。終盤の相手の猛攻を耐えた守備陣の活躍もあり、1-0で勝利し、公式戦2連勝を飾った。

 伊藤は自身の今季のプレーについて、「(前節までの)3試合ですべてのゴールに絡んでいたんですけど、個人的には1年間を通して、多くのゴールに関わりたいと思っています」と決して現状に満足しない姿勢を示した。

「たかが3試合なら誰でも活躍できると個人的には思っています。こういうプレーを1年間続けられる選手がどんどん上に上がっていく選手だと思うので、前の3試合のことは試合前には忘れて、この試合で自分の最大のパフォーマンスを出すというのを心掛けました」

 次節は18日、浦和レッズのホームに乗り込む。プロ入りから2021年まで在籍した古巣との対戦へ向けては、「このチームにくるまでお世話になったチームですし、いつも以上に気持ちが入らないと言ったら嘘になる」としながらも、「毎試合毎試合、何も変わらずに目の前の相手が最強の敵だということをしっかりと頭に叩き込んで、次の試合も良い準備をして挑みたい」と意気込んだ。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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