久保建英が所属するレアル・ソシエダは３月12日のラ・リーガ第25節で、久保の古巣であるマジョルカと対戦する。

　この一戦に先立ち、マジョルカの公式ツイッターが、久保と現在マジョルカでプレーする親友の韓国代表MFイ・ガンインが初対面について語ったインタビュー動画を公開した。

　撮影は、親友コンビが共闘した昨シーズンに行なわれたもののようだ。同じ21歳の両レフティは、久保がバルセロナ、イ・ガンインはバレンシアと、ともにスペイン名門のカンテラ（下部組織）で育った。

　その２人の出会いは、グラナダで開催された大会で、一緒に写真を撮ったことから始まったという。

「大会の関係者が来て、『男の子と写真を撮ってあげて』と言われて、そこでカンに初めて出会ったことを覚えています」
 

　そう切り出した久保は「当時、彼のことを知らなかったので、正直驚きました。別の同年代のアジア人が１部のチームにいるなんて知らなかったですし、驚きました。その後、仲良くなっていきました」と当時を振り返っている。

「今のいい関係にたどりつけたのは凄くいいことで、その写真を見て思い出しますね。当時、彼のことを全く知らなかったんですが、人生何が起こるかわかりませんね」

　一方のイ・ガンインも「グラナダで開催されたブルネテ大会の試合前で、写真を一緒に撮るチャンスだったんです」と回想。こう続けている。

「今は同じチームでプレーしていますが、当時の写真を見るといまだに笑ってしまいますね。彼とはとても仲が良くて、シーズン中にほとんどは彼とフェル（・ニーニョ）とずっと一緒にいました。僕たちはチームの中で一番若いメンバーなので」

　久保がレアル・ソシエダに移籍し、また別のチームになったが、日本代表MFは韓国の至宝について、今でも普段から連絡を取り合う仲だと明かしている。

　前回対戦では、試合前に談笑していた久保とイ・ガンイン。親友対決に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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