元日本代表DFの田中マルクス闘莉王氏が３月10日、自身のYouTubeチャンネルを更新。フランクフルトの鎌田大地の移籍先と課題について語った。

　一部メディアで、スペインの名門バルセロナへの移籍の可能性が報じられた鎌田。世界的なビッグクラブへのステップアップになるが、闘莉王氏は「まだリーグを変えるべきではない」と断言する。

「スタイルは違うし、まず文化が違う。言葉も違う。もうワンクッション入れたほうが」

　異国へ挑戦するよりも、実力が知れ渡っているドイツのほうがプレーしやすいとして、ドルトムントへの移籍を勧める。「もうワンクッション入れて、もうひと伸びして。もう一つスター性を上げてから（イングランドの）プレミア（リーグ）に行くほうが、活躍しやすい」と主張する。

　また、鎌田の将来性について「期待している。ポテンシャルはある」としつつ、課題にも言及。
 

「どん欲に点を取れるように。パスも上手いが、どんどんエゴイストになったほうが、さらに活躍する。時々なんかやっているか、やっていないか、よく分からない時がある。今日は起きていないのか？というのが、たまにあるから。それを無くしてほしい」

　最後に、「次のワールドカップがかかっている。次回のさらなる活躍に期待するためにも、これからの鎌田君の活躍から目が離せない。さらにパワーアップした鎌田君を見せてほしい」と、エールを贈った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】「今日は起きていないのか？」闘莉王が鎌田大地に求めること「どん欲に点を取れるように」

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