「サプライズのベンチスタート」注目された堂安律、まさかのユーベ戦先発落ちに伊メディアは驚き!「黒星回避には不十分だった」

2023年03月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「危険度を増すことができなかった」

ユーベ戦で59分からピッチに立った堂安。(C)Getty Images

 たらればは禁物だが、堂安律が先発出場していたら、結果は変わっていただろうか。

 堂安が所属するフライブルクは3月9日、ヨーロッパリーグのラウンドオブ16第1レグでユベントスと対戦し、敵地で0-1と敗れた。後半に入ってアンヘル・ディ・マリアに先制点を許すと、一度は同点弾を決めたかに思われたが、VARの介入でハンドが判明。ゴールが取り消されている。

 カタール・ワールドカップのドイツ戦とスペイン戦でゴールを決め、世界の驚きを誘った金星を挙げる立役者となっただけに、試合前からイタリアのメディアは堂安を評価していた。

 昨季までユベントスで背番号10を纏ったパウロ・ディバラになぞらえた報道もあれば、試合当日には『calciomercatonews』が「カタールW杯で驚きの主役となったひとり」と紹介し、ユベントスからの関心を報じている。

「フライブルクの評価額は約1500万ユーロ(約21億円)。過度に高くはないが、ユベントスはオファーを出すかどうかを検討すべく、まだ選手のパフォーマンスを注意深くチェックしたいと望んでいる」
 
『TUTTOmercatoWEB』も、フライブルクOBのロドルフォ・カルドソが「とても強い選手のようだ」と称賛したことを伝えていた。

「速くて技術的、フィジカル的にも堅実だ。モダンな選手で、ゴールを見ており、アクションをフィニッシュすることを望む。この上なく重要な武器だ」

 だが、フライブルクのクリスティアン・シュトライヒ監督は、堂安をスタメンに起用しなかった。日本代表アタッカーは59分から途中出場したが、大きなチャンスを得ることなくタイムアップを迎えている。

『Gazzetta dello Sport』紙は、採点記事で堂安に及第点の6点をつけ、「サプライズのベンチスタート」だったと報じた。

「後半にロランド・シャライと交代で出場した。ストライヒ監督はショックを与えるように求めたが、彼は通常の範ちゅうで、黒星回避には不十分だった」

 また、TUTTOmercatoWEBは「彼を投入してもフライブルクは望んでいたような攻撃での危険度を増すことができなかった」と評し、及第点を下回る5.5点をつけている。

 ゴールを奪えずに初戦を落としたフライブルクだが、1点差で迎えるホームでの第2レグで逆転を目指す。次戦、堂安はスタメンに名を連ねるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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