U-20日本代表は３月９日、U-20アジアカップのグループステージ（D組）第３節でU-20サウジアラビア代表と対戦し、２－１で勝利を収めた。

　日本は序盤、再三にわたり前線の長身FWをターゲットにロングボールを入れてきたサウジアラビアに対し、粘り強く守ると、徐々に攻勢を強める。

　そして15分に幸先よく先制。テンポの良いつなぎから、最後は安部大晴からのショートパスをペナルティエリア左で受けたキャプテン松木玖生が、巧みなキックフェイントで相手をかわし、右足でゴールに流し込んだ。

　35分には、横山歩夢が右サイドを鋭いドリブルで突破。クロスにファーサイドで北野颯太が合わせたヘディングシュートは枠の上へ外れる。前半終盤には相手の速攻からピンチを迎えるも、至近距離のシュートをGK木村凌也が好セーブで防ぎ、１点リードで折り返した。
 

　後半はサウジアラビアにボールを握られる時間が長くなる。それでもコンパクトな守備で対応。最後の局面でしっかり相手に身体を寄せてシュートを打たせない。

　71分には味方のスルーパスに左サイドを抜け出した熊田直紀が中央に折り返す。これにフリーで走り込んだ髙橋仁胡が放った右足のシュートはGKに阻まれる。

　決定機をものにできずにいると、74分に左CKから痛恨の失点。それでもその４分後、左CKから松木がヘディングで合わせてネットを揺らし、すぐさま再び１点をリードする。試合はこのまま終了し、日本が３連勝を飾った。

　この結果、日本はグループ首位でノックアウトステージへ進出。準々決勝では日本時間12日に、グループCを２位で突破したヨルダンと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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