「ユベントスからの関心は知っていた」堂安律、大一番を前にイタリア名門からの興味を認める!「彼は良い選手」と評した相手は?

2023年03月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「守備的なチームだとは思わない」

9日にユーベとの大一番に挑む堂安。(C)Getty Images

 かつて自身に興味を示した強豪との対戦に、モチベーションを感じていることだろう。

 フライブルクに所属する堂安律は3月9日、ヨーロッパリーグのラウンド16第1レグでユベントスと対戦する。試合を前に、堂安はユベントス専門サイト『Tuttojuve.com』のインタビューで意気込みを語った。

 コンディションに心配はないという堂安は、「僕らは世界有数のクラブと対戦する準備ができている。みんなユベントスとの対戦に興奮していると思うよ。クラブとチームメイトを助けるために全力を尽くす」と話している。

「もちろん、自分がゴールを決めて勝つことができれば、完璧だろうね。でも、今は個人でなくチームを優先させなければいけない。だからクラブのために全力を尽くすよ」

 イタリアの"老貴婦人"は今季、不正会計問題で15ポイントの減点ペナルティーを科された。だが、堂安は「僕らはまったく考えない」と強調した。

「もちろん彼らの状況は知っているし、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場を望んでいることも分かっている。だからヨーロッパリーグは彼らの目標だろう。でも、それは彼らの状況。全力でくると分かっているから、僕らは備えなければ。ユーベの処分のことはあまり考えていないよ」
 
 マッシミリアーノ・アッレーグリ監督率いるユベントスは守備的とも評価される。だが、日本代表MFは「守備的なチームだとは思わない」と述べている。

「彼らには攻撃的な素晴らしいクオリティの選手たちがいる。攻撃はとてもうまくて、頻繁に相手に危険をつくる。難しい試合になるだろう」

 その筆頭が、ワールドカップを制したアルゼンチン代表のアンヘル・ディ・マリアだ。だが、堂安は「彼が良い選手であるのは確かだよ。でも、彼だけじゃない」と話した。

「ユーベには多くの優れたミッドフィルダーがいる。優れた攻撃の選手やサイドの選手がね。全員に気をつけなければいけない」

 フィリップ・コスティッチとは、かつてフローニンゲンでプレーしたという共通点がある。堂安は夏にコスティッチがドイツからイタリアへの移籍を選んだことが正解だったか分からないとしたうえで冗談を飛ばしている。

「彼がイタリアでうまくやり、成功できるように願うよ。僕たちとの試合じゃなく、その後からね(笑)」

 堂安自身にも、ユベントスでプレーする可能性があったようだ。かつて関心が報じられたことがあったが、日本代表アタッカーは「ユベントスからの関心は知っていた」と認めている。

「でも、もう3、4年前のことだ。今はフライブルクでプレーしており、チームのことだけを考えている」

 ワールドカップで評価を高めた24歳は、イタリアの名門を相手にインパクトを残せるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】「どこのロッベンかと」ファン驚愕! 堂安律の2人抜き→左足ゴラッソをチェック

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