「父と一緒に…」冨安健洋のライバルDFが就いていたかもしれない職業は? 意外な一面も「サッカーはあまり見ない」

2023年03月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「正直、父はサッカーを知らない」

ホワイトの幼少期のエピソードが明らかになった。(C)Getty Images

 アーセナルのスターの1人で、日本では冨安健洋とポジションを争うライバルとしても広く知られるベン・ホワイトは、サッカー選手でなければ今頃何をしていたのか――。1つの可能性が明らかになった。現地メディア『90min』が3月7日付けで伝えている。

 25歳のイングランド代表DFは、2021年夏にクラブのDF最高額を更新する5000万ポンド(約82億円)もの移籍金でブライトンから加入すると、すぐさま定位置を確保。1年目から主力としてプレミアリーグ32試合に先発した。

 オフに婚約を発表して迎えた今シーズンは、ウィリアム・サリバが母国フランスで飛躍を遂げ、レンタルバックしたこともあり、本職のCBではなく、昨シーズンは冨安が主に担った右SBで継続的に出場。的確な守備対応に加え、直近のボーンマス戦(3-2)では、大逆転勝利に繋がる貴重な追加点を奪うなど、攻撃面でも違いを生み出している。

 公私ともに充実した日々を過ごすなか、ホワイトはマッチデープログラムに掲載されたインタビューで自身の生い立ちに言及。「もしサッカー選手でなかったら、父と一緒に仕事をしていたかもしれない。彼は庭師だったんだ」と明かしている。

「サッカーの道に進んだけど、父がやっていたような仕事をしても問題なかっただろう。僕はできる限りのベストを尽くし、成功を収める点に執着している。常に成功するためにできる限りの努力をしたいと思っているんだ。だから、もしガーデニングの道に進んでいたとしても、それは同じだっただろう」

 また、「サッカーはあまり見てこなかった。子どもの頃、サッカーを放送していても、5分もすれば飽きて、外に出てサッカーをやっていた。見るよりも、するほうが好きだったんだ。今でもサッカーはあまり見ない」とも語る。

 プロ選手は、熱烈なサッカーマニアと、あくまでプレーする専門の2タイプに分かれるとも言われるが、ホワイトは完全に後者だ。
【動画】冨安と代わっての途中出場から大仕事!大逆転勝利を呼び込むホワイトの鮮烈ボレー
「自分の映像を観て上達の参考にはしても、娯楽で試合は見ないね。家族は誰もサッカーをした経験がないし、夢中になった試しもない。両親は全くファンではないので、無理強いされることはなかったんだ。でも僕がどれだけプレーを愛しているかを見て、できる限りのサポートをしてくれた。正直、父はサッカーを知らない。とても面白い話だし、ナイスだよね。必要な要素はコーチが教えてくれるし、不必要なプレッシャーがかからないわけだからね。

 僕の人生は、そうやってアレンジされている。練習場に入ったら、100%サッカーに集中する。そして帰る時にスイッチをオフにする。24時間365日、サッカーだけを考えている選手もいるが、僕にはそんな真似はできない。そんなことをしていたら、全てを出し切れない。スイッチをオフにしてサッカーから離れるのは、僕にとって良いバランスだ」

 決して"サッカー馬鹿"にはならず、ほどよいプライベートとのバランスが、現在の好パフォーマンスに繋がっているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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