三笘薫が所属するブライトンは２月28日に行なわれたFAカップの５回戦で２部のストークと敵地で対戦。30分に三笘の絶妙なアシストからエバン・ファーガソンがネットを揺らし、１－０で勝利を飾った。

　見事なパスで決勝点をお膳立てした三笘は３月３日、クラブの公式インタビューで、この試合を振り返った。

「引き分けが多かったので、ストークに勝つことが重要だった。良い結果が得られたので、ここからさらに加速していきたい」

そう切り出した日本代表アタッカーは「前半にゴールを奪えたのは大きかったし、それがアドバンテージになった。タフな試合だったけど、勝ったことが大事」と語っている。

「シーズン後半に向けて、改善すべき点もたくさんある。僕たちはすぐにリカバリーしないといけない。プレミアリーグが一番大事なので、あと１勝して勢いをつけたい」
 

　いまや不動の左サイドハーフとなった25 歳は、故障中のエクアドル代表ペルビス・エストゥピニャンの代わりに左SBに入ったガーナ代表タリク・ランプティとの連係についても話している。

「タリクは上がるのが好きで、内側に入ってビルドアップすることもでき、ボールを前に運ぶこともできる。エストゥピニャンとのプレーに比べて、少し距離を開けて前に出してもらうことが多かった。時には２つの異なる場所でポジションを取り、いい攻撃ができた。いい関係が築けたと思うよ」

　一部ファンから"持ち過ぎ"の指摘もあるエストゥピニャンに比べ、早めにパスをもらえたのは好感触だったようだ。またこの試合の三笘は普段よりサイドに張らずに、中寄りでプレーするシーンが少なくなく、それがアシストにも繋がった。その点についても手応えを感じているようだ。

　現地４日に開催されるウェストハム戦でも輝きを放てるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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