「わざとではないように見えた」横浜マスカット監督が永戸の一発レッドに見解。10人でも攻撃的姿勢を貫いたチームを「誇らしく思う」

2023年03月03日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

「永戸も相当、悔しかっただろう」

マスカット監督が一発レッド判定に見解を示した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[J1第3節] 横浜1-1広島/3月3日/ニッパツ三ツ沢球技場
 
 横浜のケヴィン・マスカット監督が主審の判定に言及した。
 
 横浜は開始4分に一瞬の隙を突かれ、先制されるも、19分に速攻からアンデルソン・ロペスが2試合連続となるゴールを挙げ、同点に追いつく。その後も主導権を握る展開が続いたなかで77分、永戸勝也が競り合いで肘が高く上がり、相手の顔に当たってしまい、これが危険な行為だったとして一発退場に。数的不利となっても攻めの姿勢を貫いた横浜は、最後まで勝ち越し弾こそ奪えなかったが、厳しい試合で勝点1を手にした。
 
 横浜指揮官は永戸の一発レッドについて、「多く言うことは控えたい」としつつも、次のように述べた。

「空中戦で永戸の腕が当たったとのことだったが、私にはわざとではないように見えた。他の場面ででも同じようなことが何度もあったし、攻守に特徴のあるチーム同士なので、レフェリーも難しかったと思う」

 そのうえで、「(退場になった)永戸も相当、悔しかっただろうね。でも10人となったなかで、守ることなく点を取りに勝ちにいったチームを誇らしく思うよ」と攻撃的な姿勢を貫いた選手たちを称えた。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

【厳選ショット】ロペスのゴールで追いつくも…退場者も出した"王者"が3連勝を逃す|J1第3節 横浜1-1広島
 
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