「真のフィニッシャー不足で理想的」リバプールの地元メディア、21歳Jリーガーの獲得を激推し!「チームにいない類のストライカーだ」

2023年03月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ゲーゲンプレッシングに非常に適している」

リバプールの地元メディアは真のストライカーが不足していると指摘している。(C)Getty Images

 ブライトンの三笘薫やセルティック勢の活躍で、英国における日本人選手への注目度が高まっているのは間違いない。欧州の移籍市場から考えると、信じられないような安さで獲得できるのだから、なおさらだろう。

 リバプールの専門サイト『Liverpool.com』は3月3日、「リバプールはブライトンの移籍戦略を模倣して、『ベストヤングプレーヤー賞』の契約状況を利用すべきだ」と題した記事を掲載。次のように綴った。

「ブライトンはスマートな採用の最前線に立っている。より伝統的なリーグ以外の市場に参入するのを恐れず、ブレグジット後の市場の変化を利用し、その過程で大胆かつ効果的な移籍を行なってきた。そのリストは、モイセス・カイセド(エクアドルから引き抜かれた) からカオル・ミトマ (日本から引き抜かれた) まで多岐にわたる。南米市場とアジア市場の両方が、比較的安価な価格で、プレミアリーグでブライトンを昇華させるだけでなく、クラブに将来の大きな利益をもたらす有望な新しいタレントに投資する機会を提供している」
 
 同メディアはカタール・ワールドカップの活躍もあり、「ヨーロッパのトップリーグでますます多くの日本人選手が注目されている」と主張。「発展と成長にもかかわらず、Jリーグからの移籍金は依然として比較的低い。これが、リバプールが大陸での存在感を高めようとする理由である」と綴った。

 そして、柏レイソルの若きエースに着目。リバプールに獲得を推奨している。

「リバプールが注目したいのは、2022年にJリーグのベストヤングプレーヤー賞に選ばれ、今シーズンは開幕2試合2得点のマオ・ホソヤ(細谷真大)だ。21歳のホソヤは、昨シーズンのリーグ戦で12ゴールに寄与しており、印象的なスタートを切った今シーズンはもっと良くなるだろう」

 同メディアは、「典型的なゴールハンターであるホソヤは、現時点でリバプールが実際に持っていない類のストライカーだ。 彼のヘッドは危険であり、ボックス内でスペースのポケットを見つけたり、ディフェンスの裏へ走ったりする動きは手本となる。彼は背後のスペースを見つける能力に優れ、フィニッシュは強みのひとつ」とその特徴を説明。

「彼は守備の役割を効果的に果たすFWでもある」とし、スツッツを示しつつ、「リバプールのゲーゲンプレッシングに非常に適している」と主張している。

 そして、「昨年の夏にディボック・オリギが去って以来、リバプールには、試合を決められる真のフィニッシャーが不足している」と指摘。「ホソヤは理想的なフィット感があり、2024 年1月に切れる彼の契約の最後の年にすでに入っている。夏の間に、リバプールはバーゲン価格で彼を引き抜く機会を得られるかもしれない」と締めくくっている。

 今後の活躍次第で、注目度はさらに高まりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】リバプールの地元メディアも注目!パリ世代ストライカーの開幕2戦連発弾
 

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