「日本戦よりサウジ戦が重要」冨樫ジャパンを軽視? U-20アジア杯の初戦で対戦する中国のメディアが“第2戦重視”を主張する理由

2023年03月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

3月1日にウズベキスタンで開幕

U-20日本代表はアジアカップの初戦で中国と対戦する。写真:佐藤寛之

 3月1日にウズベキスタンで開幕したU-20アジアカップで、冨樫剛一監督率いるU-20日本代表はグループDに入り、3日に中国、6日にキルギス、9日にサウジアラビアと対戦する。

 初戦で相まみえる中国の大手スポーツメディア『新浪体育』は1日、コロナの影響で2020年大会が中止となったため、5年ぶりとなる同大会に挑むU-20中国代表の特集記事を掲載。その中で、グループステージの戦いについて、こう伝えている。

「現在の状況から判断すると、3月3日の日本との初戦は、実際には決定的な戦いではない。一方で、サウジアラビアはディフェンディングチャンピオンではあるが、日本と比較すると総合力とパフォーマンスの安定性にはまだ差があるため、サウジとの第2戦の方が重要である」
 
 同メディアは「中国は予選のグループステージでサウジと対決したため、相手に精通しており、それに対処するための的を絞った戦術を考え出せる」と主張。こう続けている。

「勝利を追い求めて、第2戦でうまくプレーし、勝たなければならないキルギス戦で努力すれば、中国はU-20ワールドカップに出場し、夢を実現するチャンスがあるかもしれない」

 4チームにグループステージでは、上位2チームが準々決勝に進出できる。同メディアは、サウジアラビアよりも日本が強いと見て、2位を争うサウジとの直接対決に力を注ぐべきだと考えているようだ。中2日というハードスケジュールのなか、そうした戦略もカギとなるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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