“名将の生産地”ギプスコア出身のスペイン人監督が欧州各地で活躍! プレミアリーグではアルテタなど3人が指揮

2023年02月28日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

躍進ソシエダのアルグアシル監督も

ともにギプスコア出身のアルテタ監督(左)とエメリ監督(右)。(C)Getty Images

 現在プレミアリーグで指揮を取っているスペイン人監督は4人に達する。さらにその内訳を見ると、ジョゼップ・グアルディオラ(マンチェスター・シティ)を除き、ミケル・アルテタ(アーセナル)、ジュレン・ロペテギ(ウォルバーハンプトン)、ウナイ・エメリ(アストン・ビラ)の3人は、いずれもバスク州ギプスコア県の出身だ。

 実はこのギプスコア県は近年、"名将の生産地"として注目されている。ラ・リーガでレアル・ソシエダ、ラージョ・バジェカーノをそれぞれ躍進に導いているイマノル・アルグアシル、アンドニ・イラオラの両監督も、ともにギプスコア県出身だ。

 オサスナのハゴバ・アラサテ監督は隣県ビスカヤの出身だが、ギプスコアに本拠を置くR・ソシエダでユースからトップチームまで率いたキャリアが土台となって、現在の成功がある。また、昨年10月にレバークーゼンの監督に就任し、イラオラと並んでもっとも将来有望と目されるシャビ・アロンソもギプスコア出身で、昨シーズンまでR・ソシエダのBチームを率いていた。
 
 そのギプスコアの県都がサン・セバスティアンで、久保建英が所属するR・ソシエダのホームタウンであるのは周知の通り。今シーズンもR・ソシエダではパブロ・マリンのようなカンテラの有望株が台頭しているが、その土壌を育んでいるのが優秀な指導者の存在であることを、現在ヨーロッパの第一線で戦っている監督たちが示している。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事