セルティックに新たなトロフィーをもたらして主役となったのは、２ゴールを決めた古橋亨梧だ。だが、今季好調の旗手怜央の貢献も大きかったのも間違いない。

　２月26日のリーグカップ決勝で、セルティックは宿敵レンジャーズを相手に２-１と勝利し、昨季連覇を果たした。昨季の決勝に続く２得点でチームを戴冠に導いた古橋は、各方面から絶賛されている。

　だが、後半は古橋の２点目をお膳立てしたのは旗手だ。『Transfermarkt』によると、今季はこれで公式戦34試合に出場し、８得点９アシスト。ゴールとアシストの双方で二桁の"ダブルダブル"も現実的となった。

　古橋絶賛の一方で、旗手も高く評価されたのは言うまでもない。セルティック専門サイト『celtsarehere』は旗手に８点をつけ、「トップスタンダードのプレーだった」と評している。

「いくつかチームの素晴らしいプレーに関与し、後半にキョウゴへお膳立て。今季のハタテは本当にノッており、今日の試合の重要度からも、水準以上だった」
 

　また、同じく８点の『Daily Record』も「年間最優秀選手のレースを引っ張るセルティックの選手は、再び中盤で支配的なプレーを見せ、今この国で最高の選手である理由を示した」と激賞した。

『THE Sun』は７点という採点で、「キョウゴへのキラークロスでセルティックを２点目に導いた。彼のボールの扱いは見事で、彼とアーロン・ムーイがレンジャーズに数え切れないほどの問題を引き起こした」と称えている。

　スコットランドの今シーズン最優秀選手候補のひとりとして称賛されている旗手は、このままの勢いを保つことができるだろうか。いずれにしても、夏に去就を巡る噂が過熱しそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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