【採点寸評|広島】攻守のオーガナイズに大きな問題は見当たらず。好機をモノにできなければ…[J1第2節 広島1-2新潟]

2023年02月27日 寺田弘幸

開幕2戦でいまだ勝利なし

【警告】広島=森島(90分) 新潟=デン(45+1分)、島田(78分)、ネスカウ(90+9分)【退場】なし

 2月26日にJ1リーグ第2節でサンフレッチェ広島対アルビレックス新潟が開催され、2-1で新潟が勝利した。

【PHOTO】広島の出場16選手&監督の採点・寸評。ゴラッソを決めた塩谷は及第点。満田や川村、野津田らは厳しい評価に

 新潟は前半だけで2点差をつける。14分、太田修介が強烈な左足シュートを突き刺し、37分には太田のアシストから鈴木孝司が追加点を挙げる。

 迎えた後半、ビハインドの広島は果敢に反撃し、79分に塩谷司の豪快ボレーで1点を返す。だが、以後はスコアボードを動かせず。粘り強い守備でリードを守り抜いた新潟が逃げ切った。

 6年ぶりにJ1の舞台に戻った新潟は、2017年以来のJ1での勝利。対する広島は、札幌にスコアレスで引き分けた開幕戦に続き、今季初白星は掴めなかった。
 
▼広島のチーム採点「5」
 新潟の奮闘が称えられるべき試合だったが、広島がチャンスを仕留められずに自分で自分を苦しめた試合でもあった。

 立ち上がりから良い形を作りながらも得点を奪えないでいると、失点を許して相手にペースを握られることになった。そして、2点を追いかける展開になった後半は、攻め続けながらも塩谷のスーパーシュートで1点差に迫ることしかできなかった。

 広島の攻守のオーガナイズに大きな問題は見当たらないように見え、問題の大半はフィニッシュに関わるところにあるように見える。アタッカーが著しく低調なわけでもないなか、ドイツ人監督はどうやって初勝利を手繰り寄せにいくのか。

※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●寺田弘幸(フリーライター)

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