「緊張の上をいってました」FC東京の“新鋭ドリブラー”俵積田晃太がついにJデビュー! 「まずは守備から」と懸命に走った10分間

2023年02月26日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

「自分の力が通用するか試せるのはすごく楽しい」

柏戦でJリーグデビューを飾った俵積田。写真:滝川敏之

[J2第2節] 柏1-1FC東京/2月26日/三協フロンテア柏スタジアム

 今季、FC東京U-18からトップチームに昇格した18歳の新鋭が、ついにJリーグのピッチに立った。

 アウェーの柏戦、1-1で迎えた80分から途中出場したFW俵積田晃太は、「緊張の上をいってましたね。緊張どころじゃなかった」と試合を振り返った。

 今季の開幕戦は、ベンチ入りをしながらも出場はなく、「悔しかった」という俵積田。ついにJデビューを果たした柏戦では、投入された2分後に中村帆高が2枚目のイエローをもらって退場となり、数的不利となったことで、俵積田も守備に追われる時間が続いた。
 
「まずは守備のところからと言われていたので、守備はしっかりやりました。チームの勝利のために動かないといけないので、1人少ない状況でもしっかり守って、カウンターで得点につなげようと考えていました」

 試合状況もあり、得意のドリブルを披露する機会はほぼなかったが、献身的な守備でチームの勝点1獲得に貢献。チームのために走り抜いた俵積田は、ここからが勝負となるプロ1年目のシーズンへ向け、「当たり前ですけど、ユースよりプロのほうが全然レベルが高い。プロ相手に自分の力が通用するか試せるのはすごく嬉しいし、楽しい」と目を輝かせた。

 まず目ざすのは、1ゴール・1アシスト。「地道に積み上げて、とにかく短い時間でも結果を残したい」と意気込んだ。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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