内田篤人は「すごいこと言うね」。森保Jの主将・吉田麻也がW杯後に伝えた“最後の言葉”とは?「日本に帰ったら『感動した』と言われる」「ピエロにならなきゃ」

2023年02月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「将来190センチになる子がサッカーを選んだら…」

キャプテンの吉田がW杯後に伝えた言葉とは? (C)Getty Images

 カタール・ワールドカップで森保ジャパンのキャプテンを務めた吉田麻也が、DAZNの『内田篤人のFOOTBALL TIME』の最新回に出演。盟友の内田篤人氏と日本代表などをテーマに語り合った。

 昨年のカタールW杯で、日本はドイツとスペインという強豪2か国を破り、史上初となる2大会連続のグループステージ突破を果たした。だが、決勝トーナメント1回戦でPK戦の末にクロアチアに敗北。目標だったベスト8進出を逃した。

 内田氏が、「ブラジル(W杯)が終わって、(当時キャプテンだった)長谷部(誠)さんが選手やスタッフ集めて、解散式みたいなのがあったじゃん。どんな話したの?」と尋ねると、吉田は"最後の言葉"を明かしている。

「俺らは悔しい。クロアチアにも絶対勝てた。ベスト8がぎりぎりでこぼれ落ちてしまったという悔しさがあるし、自分の持ってるものを出しキレなかった選手もいる。もどかしさはあるんだけど、これで日本に帰ったら、絶対に『すごく良かった。感動した』と言われると。自分が思ってるのと、周りからの評価のギャップが必ずあると。それを覚悟してほしい」
 
 長谷部から腕章を受け継いだ34歳は、「それを踏まえたうえで、メディアに出よう。いっぱいメディアに出ることによって、日常にサッカーを取り入れてもらえると。サッカーが好きになった子どもがサッカーを始める。それで、野球かサッカーか悩んでいる将来190センチになる子がサッカーを選んだら、それだけで日本が強くなる可能性が大きくなる。そういう子たちをサッカーに取り込むためには、俺らがピエロにならなきゃいけない場面もある」と言葉を続けた。

 内田氏が「すごいこと言うね」と感嘆した様子で話すと、吉田は「そうすることによって、その子たちを取り入れられるし、ワールドカップを見て盛り上がった人たちがJリーグに来てくれるかもしれない。それはJリーグを盛り上げることに繋がるし、そうなると日本のサッカーが盛り上がるし、だから我慢してほしいという話はした」と語った。

 その言葉通り、日本代表戦士たちは積極的にメディアに露出し、大会終了後も日本のサッカー界を盛り上げた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】ドイツで対談した内田篤人と吉田麻也

【PHOTO】まさにスタジアムの華! W杯で現地入りしたワールドクラスたちの妻、恋人、パートナーら"WAGs"を一挙紹介!

次ページ【動画】ドイツで対談した内田篤人と吉田麻也

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事