【採点寸評|G大阪】両ウイングの仕掛けとプレーの質は改善点。チームの伸びしろには期待感が高まる[J1第2節 G大阪1-1鳥栖]

2023年02月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

僅差の展開で徐々に中盤の運動量が落ち…

【警告】なし【退場】なし

 2月25日にJ1第2節が各地で開催。パナソニックスタジアム吹田ではガンバ大阪対サガン鳥栖が行なわれ、1-1で引き分けた。
【PHOTO】G大阪の出場16選手&監督の採点・寸評。先制弾の武蔵は裏を突く意識も高かった。ジェバリは随所で雰囲気あるプレー
 前半はお互いにチャンスを作りながらも決め切れない。16分にG大阪の鈴木武蔵がネットを揺らすが、味方のオフサイドの判定で得点は認められず。試合はスコアレスで折り返す。

 迎えた後半、先にスコアボードを動かしたのはG大阪。51分、右CKの流れから、相手のクリアに反応した鈴木が右足を振り抜き、ネットを揺らす。

 追いかける鳥栖は64分、同点に追いつく。敵陣エリア内でキープした樺山諒乃介が、キレキレのドリブルで敵3人を次々とかわし、ニアサイドに強烈な一撃をぶち込んだ。

 その後は両チームともに得点は生まれず。勝点1を分け合う結果となった。
 
▼G大阪のチーム採点「6」
 ダニエル・ポヤトス体制で初のホームゲームは収穫も多い90分だった。

 立ち上がりこそ、連続した鳥栖のCKに手こずったものの、ネタ・ラヴィが初先発した中盤は一定の機能性を見せ、今季目ざす攻撃が随所で機能。鈴木の得点がVARチェックで取り消されたり、宇佐美貴史のシュートがポストを直撃したりと主導権を握っていた前半に鳥栖を突き放しきれなかったが、迫力ある攻撃を見せた。

 CKから先手は取ったものの、やはり僅差の展開で徐々に中盤の運動量が落ち、劣勢となったのは課題だ。後半出場した食野亮太郎を含めて、両ウイングの仕掛けとプレーの質も改善点だが、チュニジア代表のイッサム・ジェバリが待望のデビューを飾るなど、チームの伸びしろには期待感が高まった。

※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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