「どのように言葉にすればよいか分からない」鹿島の岩政監督が、川崎に逆転を許したPKに言及

2023年02月25日 渡邊裕樹(サッカーダイジェストWeb編集部)

鹿島は終盤の2失点で逆転負けを喫する

勝てば大きな自信になったと敗戦を悔やんだ岩政監督。(C)SOCCER DIGEST

[J1第2節] 鹿島1-2川崎/2月25日/カシマ

 2016年以来の開幕2連勝を目ざす鹿島は、開始5分に鈴木優磨のアシストから知念慶のゴールで先制。その後、川崎の山村和也の退場などもあり、終盤まで1点をリードし、数的優位な状況だったものの、89分、90+11分に失点し逆転負けを喫した。

 特に逆転ゴールとなるPKを与えた場面では、橘田健人のシュートをブロックした荒木遼太郎が際どいブロックだったが、ハンドの判定に。

 さらに家長昭博に決められたPKも、一度はGK早川友基がセーブするが、VARの介入で蹴り直しになるなど、鹿島にとっては不運とも言うべき展開が続いた。
 
 試合後の会見で岩政大樹監督は、逆転されたシーンについて聞かれると、「僕も頭を駆け巡っていて、どのように言葉にすればよいか分からない。まだ結論は出ていない」と困惑した様子で、こう語った。

「サッカーは難しいもので、油断があったのか、隙があったのか。それも結果論にはなる。(逆転された)PKのところはいろいろあった。これから議論もされると思う。2点目のところはどうのこうのと言うことはないが、個人的には同点に追いつかれたシーンが気になっている」と明かし、10人になった相手に同点弾を許してしまったシーンの改善と、逆転のPKを与えるまでの試合運びには課題が残ったと指摘した。

 鹿島にとって、宿敵川崎からの久々のリーグ戦勝利を目前に、悔やまれる逆転負けとなってしまった。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

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