11月23日、J２リーグ最終節・千葉対讃岐が行なわれ、千葉が０-２で讃岐に敗れた。６位・長崎、７位・東京Ｖを逆転してのプレーオフ進出を目指したが、目標は叶わなかった。一方、最終節で北九州に敗れた長崎だったが、６位の座を守りプレーオフ進出を決めた。
 
　勝利かつ、長崎が敗れ、東京Ｖが引き分け以下でないとプレーオフに進出できない千葉は、序盤から前掛かりに攻める。しかし、先手を取ったのは讃岐だった。７分、CKの流れからクロスを入れると、千葉のGK岡本がクリアミス。最後はエブソンが押し込んで先制点を奪った。
 
　これでさらに前に出なくてはいけなくなった千葉だが、焦りからミスを連発。松田、水野らが独力でシュートを狙うが、決定機をなかなか作れない。歯車は噛み合わないまま、前半を折り返した。
 
　後半も攻める千葉、守る讃岐という構図は変わらない。それでも千葉は讃岐ディフェンスを崩せずにいると、関塚監督は57分に井出と佐藤健を同時投入。状況の打開を図る。すると、59分には井出の鋭いクロスから松田がヘッドで狙い、69分には井出が抜け出してGKとの１対１を迎えるが、惜しくもセーブされた。
 
　千葉はその後も攻め続けるが、どうしてもネットを揺らせない。逆に79分、讃岐が大きな２点目を奪う。カウンターから途中出場の木島良が右サイドを抜け出し、美しいドライブシュートを決めた。
 
　苦しくなった千葉は両サイドから何度もクロスを放り込むも結果には結びつかず。結局０-２で試合は終了。今季、自動昇格を目指した千葉だったが、プレーオフにも進出できない悲しい結末を迎えた。