「ジダンが追い出したクボがシャビの移籍リストに」久保建英獲得を巡るマドリーとバルサの動きに西メディアが見解!「“裏切り”を許すのか?」

2023年02月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「現在はリーグ全体で最高の選手のひとり」

ソシエダでに活躍により、2大クラブからの関心が取り沙汰されている久保。(C)Getty Images

 3試合連続でマン・オブ・ザ・マッチに選出されるなど、レアル・ソシエダで圧巻のパフォーマンスを披露している久保建英。現地では、ともに古巣であるスペインの2大巨頭、レアル・マドリーとバルセロナへの復帰の可能性が取り沙汰されている。

 そんななか、スペインメディア『EL NACIONAL.CAT』は2月20日、「ジダンは彼をレアル・マドリーから追い出し、いまシャビがバルサに求める移籍リストに載っている」と題した記事を掲載。次のように綴った。

「クボはレアル・ソシエダ加入を決めて以来、猛烈な成長を遂げてきた。(現アーセナルの)マーティン・ウーデゴーと同じように、レアル・マドリーを離れてサン・セバスチャンに上陸したことで彼のキャリアは変わり、現在はリーグ全体で最高の選手のひとりだ。しかし、ノルウェー人の場合とは異なり、(マドリーの会長である)フロレンティーノ・ペレスはレンタルではなく、600万ユーロ(約8億4000万円)でバスクのチームに放出したため、彼を取り戻す可能性はない」

 同メディアは、「カルロ・アンチェロッティのスタッフは、(前監督の)ジネディーヌ・ジダンに感銘を与えたが、(レンタルに出されて)留まることができなかった選手へのサインに興味はない」と続け、マドリー復帰の可能性はないと主張した。
 
 そのうえで、「彼は(ソシエダで)イマノル・アルグアシル監督にとって不可欠な存在となり、前線でアレクサンダー・セルロトと残忍なデュオを形成し、公式戦4ゴール・7アシストをマーク。バルサが彼の獲得に興味を持った理由のひとつだ」とその活躍ぶりに言及。こう記している。

「シャビは、(契約解除金は6000万ユーロで)安くはないが、非常に興味深い補強であると確信している。彼はまだ 21 歳で、まだまだ改善の余地があると考えている」

 記事は、久保がラ・マシア(バルサの下部組織の総称)にいて、バルサに対してFIFA(国際サッカー連盟)が科した制裁の影響で、日本に帰国した経緯を説明。18歳となった2019年に宿敵レアル・マドリーと契約した点を「バルサを裏切った」と指摘し、こう締めくくっている。

「彼は母国への帰国を余儀なくされ、2019 年にはカンプ・ノウに上陸する寸前まで迫っていた。しかし、ジョセップ・マリア・バルトメウはフロレンティーノ・ペレスとのオークションに敗れた。ジョアン・ラポルタは裏切りを許してくれるだろうか?」

 ただ、これはあくまでマドリーやバルサ側に立った話しで、久保自身は現在の状況が続く限り、ソシエダを離れるつもりはさらさらないだろう。ただ、移籍市場では何が起こるか分からない。もし、シャビが直々に口説けば…可能性はゼロではないかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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