勝手に攻撃参加→カウンターから失点…エメリ監督が“問題児”に苦言「得点に結びつくのは100回に1回」「好きじゃない」

2023年02月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

カタールW杯では衝撃の股間パフォーマンス

エメリ監督(左)がE・マルティネス(右)の攻撃参加に苦言を呈した。(C)Getty Images

 アストン・ビラのウナイ・エメリ監督が、スタンドプレーに不快感を露わにした。

 現地時間2月18日に開催されたプレミアリーグ第24節で、ビラは激しい優勝争いを繰り広げるアーセナルとホームで対戦。2度先行しながらも追いつかれた挙句、土壇場の後半アディショナルタイムに2発を叩き込まれ、2-4で手痛い黒星を喫した。

 注目を集めているのが、2-3と勝ち越されて迎えた90+8分だ。ビラはCKを獲得。ラストチャンスに望みをかけ、守護神のエミリアーノ・マルティネスも攻撃参加する。しかしモノにできず、逆にカウンターを受けると、最後はガブリエウ・マルチネッリにがら空きになったゴールへ流し込まれ、万事休した。

 英ラジオ局『talkSPORT』などによれば、守備意識の高さで知られるスペイン人指揮官は試合後、アルゼンチン代表GKの判断を疑問視。「彼は最後のアクションで、攻撃的にコーナーキックに参加すると決めたが、私はそれが好きではない」と語った。
【動画】決死の攻撃参加が最悪の事態を招く…エメリ監督が「好きじゃない」とバッサリ切り捨てた問題のシーン
「『アディショナルタイムに前線に上がって、ゴールを狙え』とゴールキーパーに言った覚えはない。こういうプレーが得点に結びつくのは100回に1回だ。カウンターアタックになる可能性のほうが高い。知的にならないと。負けることはあっても、これはない」

「2度とするなと釘を刺したか」との問いには、こう答えた。

「彼は次の試合のために学ぶことができる」

 E・マルティネスといえば、カタール・ワールドカップを制した際に、トロフィーを股間にあてる下品なパフォーマンスを披露。さらにロッカールームや母国での凱旋パレードで、決勝で戦ったフランスのエース、キリアン・エムバペを侮辱し、世界中から批判を浴びた。

 この行為を受け、エメリ監督は「彼の感情をコントロールしたいので、話をするつもりだ」と口にしていたが、また別の問題で再教育が必要となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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