元北朝鮮代表の鄭大世氏が、ブライトンの三笘薫のプレーを絶賛した。
 
　ブライトンは現地時間２月18日、プレミアリーグ第24節でフルアムと対戦。再三の決定機をモノにできないまま、終了間際の88分にカウンターから失点し、０－１の敗戦を喫した。
 
　この試合を生配信した『ABEMA』で解説を務めた鄭大世氏は試合後、ゲームを振り返り分析。取り上げたのは開始３分のシーンだ。
 
　左サイドのハーフウェーライン付近から、三笘が鋭いドリブルで中央に切り込み、絶妙なサイドチェンジのパスを送る。右サイドを駆け上がったソリー・マーチがこれを受け、そのままペナルティエリア内に進入。相手DFとの駆け引きから左足で放ったコントロールシュートはわずかに枠の左に外れた。
 

　鄭大世氏は、この決定機を演出した三笘のプレーを「これから三笘がやっていくべき１つの答えが見えた」とし、絶賛した。
 
「三笘が受けると最近は相手が絶対に縦を切ってくる。縦に行けなかったら、内側に入って後ろのカイセドとかにパスを出すのがいつものパターンなんですけど、それをもうひとつ切り込むことによって、逆サイドのサイドハーフのシュートをアシストできた。すごく革新的だなと思いました」
 
　試合を重ねるにつれ、三笘の得意なドリブル突破への警戒は強まり、相手の対策は強化されていく。そのうえで鄭大世氏は、「三笘選手がこれからどういう打開策をもって試合をこなしていくのかというのが見えたシーンだし、すごく大事なポイントだと思います」と見解を示した。
 
　２試合連続で無得点に終わった三笘。25歳アタッカーは、目の前に立ちはだかる壁をいかにして乗り越えていくのか、今後の活躍に注目だ。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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