ジェラードのスリップ彷彿…「トミヤスのバックパス」と話題に。仏メディアもリバプール英雄の転倒写真に「Tomiyasu?」

2023年02月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

奇しくもペップは試合前の会見でこの話題に言及

軽率なバックパスで失点を招いた冨安。(C)Getty Images

 現地時間2月15日に開催された延期分のプレミアリーグ第12節で、首位のアーセナルは、2位のマンチェスター・シティとホームで対戦。1-3で大一番を落とし、長らく守っていた首位の座を明け渡した。

 痛手だったのが、スコアレスで迎えた24分に冨安健洋が犯したミスだ。GKアーロン・ラムスデイルへバックパスを送るも、インターセプトを狙っていたケビン・デ・ブライネにかっさらわれ、先制を許したのだ。これでリズムが崩れたホームチームは、1度はPKで追いつくも、後半に2点を叩き込まれ、結果的には完敗を喫した。

 優勝を争う重要な一戦で痛恨のミス――。日本代表DFの今回のプレーを受け、語り草となっている伝説のワンシーンが再び脚光を浴びている。2014年4月に開催されたプレミアリーグ第36節チェルシー戦で、リバプールの英雄スティーブン・ジェラードが起こした、いわゆる"ジェラードのスリップ"である。

 スコアレスで迎えた45+3分、自陣で横パスを受けたジェラードがトラップミスを犯し、慌ててボールを追うが、まさかのスリップ。足を滑らせている隙にデンバ・バにかっさらわれ、得点を許してしまったのだ。

 当時、リバプールは24年ぶりのリーグ制覇に大きく近付いていたが、精神的支柱だったキャプテンの失態から嘘のように失速。最終的にシティに逆転優勝を許した。
【動画】冨安が大一番で痛恨のプレゼントパス/多くの人々の脳裏にいまだ鮮明に残っているジェラードのスリップ
 奇しくも、シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は試合前に、先日に自身が行なった、この"ジェラードのスリップ"をいじるような発言を謝罪していた経緯もあり、冨安とジェラードのミスを重ね合わせるファンが殺到。ネット上には次のようなコメントが集まっている。

「トミヤス、それはジェラードだ」
「トミヤスがジェラードをやってしまった」
「Gerrard 2014 = Tomiyasu 2023?」
「ペップがジェラードのスリップを話題にした週にトミヤスがミスをするなんて」
「ジェラードのスリップならぬトミヤスのバックパスだ」

 また、フランスメディア『BeFootball』の公式ツイッターは、転倒したジェラードの写真をアップ。そして一言こう綴っている。

「Tomiyasu?」

 19年越しの覇権奪回を目ざすアーセナル。9年前のリバプールと同じ轍を踏むわけにはいかない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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