「超大型爆弾だ!」米投資家がトッテナム経営陣に“30億ポンド”の巨額買収オファーかと英報道!「アンチは大歓迎だろう」

2023年02月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

昨年は米資本がチェルシーとボーンマスを買収

15年間無冠のトッテナム(写真手前はケイン)。火曜日のCLラウンド16ではミランに先勝を許した。(C)Getty Images

 スポーツチームにおける史上最高の買収額となるかがが注目されるマンチェスター・ユナイテッド。今週金曜日にも候補者が出揃う予定だが、オーナーのグレイザー一族は最低でも42億ポンド(約6930億円)の値札を付けたとされている。

 そんななか、今度はプレミアリーグの悩める名門にも巨額の買収オファーが舞い込みそうだ。英紙『Financial Times』が報じたのは、トッテナム・ホットスパーを巡る一大プロジェクトである。

 同紙によると、トッテナムの買収に乗り出そうとしているのはふたつの大資本だという。買収の提示総額は30億ポンド(約4950億円)。その70%をイラン出身のアメリカ人投資家ジャム・ナフジャフィ氏が率いる『MSPスポーツキャピタル』を中心としたコンソーシアムが担い、残る30%は複数グループが参画するアブダビ資本とされている。

 今後数週間で、トッテナムのオーナーであるジョー・ルイス氏と会長を務めるダニエル・レビィ氏の元に正式オファーが届く見込みだ。

 トッテナムはいまや収益面においても、プレミア屈指のビッグクラブへと進化を遂げた。とりわけ2019年3月から本格稼働している本拠地「トッテナム・ホットスパー・スタジアム」は世界の最先端を行くスタジアムで、サッカーの試合のみならずコンサートやNFL、ボクシング世界戦、ラグビー代表マッチなど多目的イベントに対応できる。クラブに莫大な収益をもたらしており、投資家にとってはこちらも魅力的な"器"だろう。
 
 一方で肝心のチームのほうは、あいかわらずノンタイトルの状態が続いている。リーグ優勝は61年前まで遡らねばならず、過去30年で獲得したのは2度のリーグカップのみ(1998―98と2007―08シーズン)と、もう15年間もタイトルから見放されている。

 英紙『The Sun』は「アントニオ・コンテという優秀な監督と、クラブ歴代最多得点を挙げるハリー・ケインをもってしてもタイトルは遠いままだ」と断じ、「ルイスとレビィの退陣を求めるアンチなサポーターたちにとって、今回の買収話はきっと大歓迎だろう」と記した。

 米投資グループによるプレミア・クラブの買収が続いている。昨年5月にチェルシーが25億ポンド(約4125億円)で、同じく昨年末にはボーンマスが1億2000万ポンド(約198億円)で経営権が譲渡された。はたして2010年から続くトッテナムの"ルイス&レビィ王国"もついに終焉を迎えるか。マンUの買収劇とともに、今後の展開が気になるところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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