躍動する久保建英、マドリー復帰はあるのか。現地メディアが見解「彼のレベルの高さにはビッグクラブが注目している。だが…」

2023年02月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「伝統あるソシエダで決定的な選手に」

エスパニョール戦のゴラッソで自己最多に並ぶ今季4点目を挙げた久保。(C)Getty Images

 レアル・ソシエダの久保建英が活躍する度に話題となるのが、2019年から昨夏まで契約していたレアル・マドリーへの復帰だ。

 2月13日に開催されたラ・リーガ第21節のエスパニョール戦でゴラッソを叩き込んだことで、再びその話題が騒がしくなっている。

 そんななか、マドリードを拠点とする『RELEVO』は「レアル・マドリーは今のところ久保について考えていない」と題した記事を掲載。次のように伝えた。

「マドリーは(久保へのオファーに対する)第一拒否権と将来の移籍金の50パーセントを受け取る権利があるが、サン・セバスティアンで満足している日本人と連絡を取り合っていない」
 
 同メディアは、「タケ・クボは伝統のあるレアル・ソシエダで決定的な選手であり、彼の名前はリーガで最もフィットしている選手として共感を得はじめている」としたうえで、こう主張している。

「彼の素晴らしい瞬間と数人のレアル・マドリーの選手の契約状況により、彼の将来について疑問を投げかけているが、日本人は今のところ騒音から離れてサン・セバスティアンに静かに暮らしており、ソシエダと2027年までの契約にサインした昨夏のステップに満足している」

 記事は「サン・セバスティアンの存在は身を守り、ビッグクラブから関心を集めているレフティの将来に大きな影響を与えるだろう。現時点では正式なオファーはないが、彼のレベルの高さはビッグクラブから注目されている。だが、レアル・マドリーはそのひとつではない。実際、7月に彼がクラブを去って以来、ロス・ブランコスは彼に連絡をとっていない」と続けている。

 ただ、記事にあるように、第3者クラブからオファーが来た場合、マドリーは久保の獲得についてそのクラブよりも優先的に交渉できる権利(第1拒否権)と有していると言われている。この活躍が続き、それこそ世界的スターの仲間入りをすれば、日本市場を考えてもマドリーのフロレンティーノ・ペレス会長が放ってはおかないだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】見事なトラップから強烈な左足ボレー!久保が決めた圧巻のゴラッソ

【動画】得点にならずに不満? 久保が誘発したオウンゴール

次ページ【動画】見事なトラップから強烈な左足ボレー!久保が決めた圧巻のゴラッソ!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事