“ジェラードいじり”で批判浴びたペップが猛省!家族にも謝罪「不必要で愚かだった」「自分の発言を恥じている」

2023年02月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「このような愚かなコメントで彼の名前を出してしまうなんて…」

グアルディオラ監督(左)がジェラード(右)に謝罪した。(C)Getty Images

 マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、リバプールのスーパーレジェンド、スティーブン・ジェラードに謝罪した。 

 今月6日、プレミアリーグがシティの財務規則違反に関する疑惑を告発し、過去のタイトル剥奪など厳罰が下される可能性が指摘されるなか、グアルディオラ監督は会見の場で、自軍のリーグ制覇に繋がった印象的な場面を持ち出し、こう訴えていた。

「セルヒオ・アグエロのゴール(2012年)、アンフィールドでのスティーブン・ジェラードのスリップ(2014年)。あれは今回の問題に関係があるのか? プレミアリーグが決めることだが、私は我々が費やした努力、勝ち取ったもの、その方法を知っている。2009年や2010年に何かが起こったとしても、1つたりとも事実は変わらないだろう」

「ジェラードのスリップ」とは、2014年4月27日にアンフィールドで開催されたプレミアリーグ第36節、チェルシー戦で起きたプレーだ。

 スコアレスで迎えた45+3分に、自陣で横パスを受けたジェラードがトラップミスを犯し、慌ててボールを追うも、ここでまさかのスリップ。足を滑らせている隙にデンバ・バにかっさらわれ、ゴールを献上してしまったのである。

 破竹の勢いで勝ち進み、24年ぶりのリーグ制覇に近付いていたリバプールだが、精神的支柱だったキャプテンの痛恨のミスから一気に失速。その一戦を0―2で落とすと、続くクリスタル・パレス戦では3点差を追いつかれ、最終的にシティに逆転優勝を許した。
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 ジェラードにとっては、消し去りたい悪夢の出来事に違いないが、およそ9年後に思わぬ形でほじくり返されることに。また、そもそもリスペクトを欠いた発言とも受け取れ、グアルディオラ監督には少なくない批判が集まっていた。

 そうしたなか、英衛星放送『Sky Sports』によれば、渦中のスペイン人指揮官は15日のアーセナル戦を前に、この話題に言及。「スティーブン・ジェラードには謝りたい。前回のコメントは不必要で愚かだった」と非を認めた。

「彼は、私が彼とそのキャリア、この国での功績をいかに称賛しているかを知っている。自分の発言を恥じているよ。彼は侮辱されるような人物ではない。以前の会見では、自分のクラブを守るためにコメントしたのだが、このような愚かなコメントで彼の名前を出してしまうなんて、クラブを代表しているとは言えない。

 個人的に謝ったけれど、ここでも謝らなければならない。彼や奥さんのアレックス、子どもたち、家族には本当に申し訳なく思っている」

 クラブが緊急事態に陥るなか、ピッチ外の問題をこれ以上増やしたくない指揮官が火消しに走った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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