【開幕スタメン予想|川崎】“可変システム”で「相手を圧倒」。最も予想が難しいアンカー+インサイドハーフの顔触れは?

2023年02月13日 波多野詩菜

回復次第では、背番号41の先発もあると見る

川崎の開幕戦予想スタメン。(C)SOCCER DIGEST

 2023年シーズンのJ1リーグが、2月17日にいよいよ幕を開ける。本稿では、17日の"オープニングマッチ"で、昨季王者の横浜F・マリノスをホームに迎え撃つ川崎フロンターレの予想スタメンをお届けする。
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[試合情報]J1リーグ第1節/川崎対横浜/2月17日/19:00@等々力

 新生・川崎フロンターレが、王座奪回への好発進を狙う。クラブは今季から、マンチェスター・シティを手本に、相手の戦い方や戦況に応じて布陣を変化させていく"可変システム"を導入。開幕戦からさっそく変化が見られるかもしれない。

 基本布陣は昨季と変わらず4-3-3。小林悠とレアンドロ・ダミアンを怪我で欠く1トップは宮代大聖、右ウイングは瀬川祐輔、左ウイングはマルシーニョと予想した。

 ただし、左足関節外側靭帯損傷から、すでに練習合流している家長昭博の回復次第では、背番号41の先発もあると見る。「ポスト三笘」と呼び声高い履正社高から加入の名願斗哉は沖縄キャンプ中から持ち味のドリブルで存在感を発揮しており、序列を覆して先発に名を連ねれば、高卒新人ではクラブ史上初めてとなる。

 中盤はアンカーに橘田健人、インサイドハーフに脇坂泰斗、遠野大弥を置いた。この3枚の予想は最も難しい。ジョアン・シミッチが底に入って橘田が1列前に出るパターンや、直近まで別メニューが続いていた大島僚太の復調次第では、インサイドハーフに大島が入るパターンもある。

 最終ラインは右から山根視来、ジェジエウ、車屋紳太郎、佐々木旭が濃厚。上福元直人の加入で競争が激しさを増したGKの先発はチョン・ソンリョンを予想した。
 
 この4-3-3をベースに、チームは戦況によって布陣を変化させていく。より攻勢に出る場合は、片方のSBが特殊な動きをし、前線に厚みが増す3-2-5のような形へと変化。攻撃の引き出しを増やせるメリットがあり、ジェジエウは「真ん中のレーンに人を多く配置できる形。攻撃面で数的優位を上手く作れる」と説明する。

 また、橘田は「(ボランチの)枚数が増えることでビルドアップが安定する」とダブルボランチになる利点を分析した。一方、攻撃時の変化だけではなく、守備がはまらない際は4-4-2の守備ブロックを敷く練習にも取り組んできた。

 クラブは3連覇を逃した翌年の20年、新布陣の4-3-3で王座を奪回した。3連覇を逃して迎える今季、鬼木達監督は「相手を圧倒したい」と攻撃力の向上を狙いとし、再び新しい戦い方を選択した。

 選手側も挑戦には前向きで、脇坂は「自分たちの良さを引き出すための一つのオプションというイメージ。自分たちが積み上げてきた立ち返る場所(4-3-3)には自信を持っているので、より強いフロンターレが出せるんじゃないかとワクワクしている」と力を込めた。

 アタッキング・フットボールを掲げる王者・横浜を相手に、新しいチャレンジは通用するのか。より進化した鬼木監督体制7季目のシーズンが、いよいよ開幕する。

取材・文●波多野詩菜(スポーツニッポン新聞社)

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