現地時間２月12日に開催されたプレミアリーグの第23節で、財務規則違反の疑いで大きく揺れる２位のマンチェスター・シティは、11位のアストン・ビラとホームで対戦した。

　プレミアリーグ追放やタイトル剥奪の可能性まで指摘されるシティだが、ピッチ外の問題などお構いなしとばかりに、開始わずか４分で先手を取る。マハレズが蹴ったCKにニアで反応したロドリが、ヘッドで叩き込んだ。

　さらに14分、こぼれ球を回収したギュンドアンがネットを揺らすも、直前のハーランドのプレーがGKエミリアーノ・マルティネスに対するファウルを取られ、得点は認められない。

　サポーターの大声援を受けるホームチームは以降も押し込み、29分にはデ・ブライネの圧巻の持ち上がりから、ペナルティエリア左でパスを受けたグリーリッシュがシュート。しかし、E・マルティネスの好守に阻まれる。

　それでも39分、相手のまずい守備対応をついたハーランドのクロスを、ギュンドアンが流し込み、追加点を奪う。

　これでより勢いが増すと、45＋１分に古巣対戦となったグリーリッシュがエリア内でラムジーに倒され、PKを獲得。キッカーを務めたマハレズがきっちり決め、前半を３－０で終える。
 

　ハーフタイムには中２日でのアーセナル戦を睨んでか、２枚替えを敢行。ハーランドとルベン・ディアスを早々に下げ、アルバレスとアカンジを送り込む。

　後半も押し気味に進めるシティだが、ショートカウンターから61分にワトキンスに１点を返される。

　ただ、過去５年で４度のリーグ優勝を誇る王者は慌てることなく、その後もボールを握り続け、落ち着いて試合を進める。

　84分にはデ・ブライネのパスをゴール前で受けたアルバレスの粘りから、マハレズが決定機を迎えるが、シュートは大きく枠を外れ、モノにできない。

　結局、このまま３－１でタイムアップ。渦中のシティがビラに快勝し、首位アーセナルとの直接対決を前に勝点差を３に縮めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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