韓国代表の次期監督候補にスペイン人指揮官が急浮上!「エクアドルとの二択で熟考中」と現地報道

2023年02月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

9年間に渡ってエンリケ監督の右腕を務める

短期間ながらスペイン代表を率いた経験があるモレーノ氏。はたして新天地に韓国を選ぶのか。(C)Getty Images

 これで何人目だろうか。韓国代表の次期監督に新たな候補者の名が浮上した。

 現地2月11日、スペイン全国紙『AS』が報じたのは、スペイン人指揮官のロベルト・モレーノ氏を巡る動きだ。「カタール・ワールドカップを戦った韓国とエクアドルのサッカー協会がモレーノに接触しているようだ。どちらも前任者が勇退して後任の代表監督を探している」と伝え、「モレーノは目下、その二択で熟考中だ。決断したほうに就任するものと見られる」と踏み込んだ。
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 またしても飛び出した海外メディアからのリークに、韓国メディアは一斉に反応。こぞってモレーノ氏の経歴を紹介している。

 プロ選手としての経験がないモレーノ氏は、現在45歳。スペイン下部クラブの育成年代を指導して研鑽を積み、バルセロナのスカウティング部門やカンテラで職を見つけると、ここで現スペイン代表監督であるルイス・エンリケ氏に見初められる。以降はエンリケ体制下のローマ、セルタ、バルセロナ、さらにはスペイン代表でアシスタントコーチを任され、優秀な右腕として期待に応えた。

 2019年6月には家庭の事情で辞任したエンリケ監督に代わって正式にA代表監督に昇格。だが5か月後にエンリケ氏の復帰が決まってその座を辞すると、なんとそのままスペイン代表からも追放されてしまう。エンリケ監督はかつて重用したモレーノ氏に対して「もの凄い野心家だ」「誠実さがない」など一方的にまくし立て、両者の分厚い信頼関係は9年間で終焉を迎えた。

 その後はモナコ、グラナダで指揮を執るも、2022年3月からはフリーの身。戦術面に長けて代表チームでの指導経験も豊富で、若手育成にも定評がある。韓国とエクアドルの両サッカー協会が白羽の矢を立てたのも頷ける人材だ。
 
 韓国メディア『OSEN』は「パウロ・ベント(前監督)が築いたパスサッカーの土台を継承して発展させられる指導者だろう」と評し、「就任が決まれば3月24日のコロンビア戦がデビューマッチになる」と報じた。

 はたして、今回はどのような展開を見せるのか。韓国代表監督の後任報道に関してはこれまで、前バレンシア監督のホセ・ボルダラス氏、前ブラジル代表監督のチッチ氏、元ヴィッセル神戸監督のトルステン・フィンク氏らが候補に挙がったが、その後の進展はいっさいなし。直近では、元日本代表監督のヴァイッド・ハリルホジッチ氏が韓国協会の関係者から打診の電話を受けた事実を明かしたが、そちらも情報は更新されていない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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