「日本は選手を欧州に送るだけじゃない」元J戦士の韓国代表パク・チュホが指摘した“日韓の違い”。「戻ってきた時、劣悪で驚いた」

2023年02月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

韓国が日本に比べて「不足している」点とは?

韓国選手の欧州行きに持論を述べたパク・チュホ。(C)Getty Images

 水戸、鹿島、磐田のJリーグ3クラブでプレーした韓国代表DFのパク・チュホが、日本と母国のサッカーの違いについて語っている。

 韓国メディア『傾向新聞』によれば、日本の後はスイスやドイツでプレーし、現在はKリーグの水原FCに所属する36歳は、韓国人選手のヨーロッパ挑戦について、「もちろん(プレミアリーグやラ・リーガのような)大きなリーグに直接行ってプレーできればいい。だけど冷静に考えれば、Kリーグからすぐに大きなリーグに行くのは簡単ではない」と発言。「適応という側面を考えれば、中小リーグから出発する方が良いかもしれない。そこで成功すれば、次に大きなリーグに行けるチャンスも来る」と語った。

 また、ヨーロッパで成功するために最も重要な要素は「メンタル」と強調。「大変なときに耐えることができる、うまくいくときに維持できる、競争に勝てるメンタルが絶対に必要だ。最初は休む時も何の助けもなく一人で退屈な時間も過ごさなければならない」と述べた。
 
 Jリーグから欧州へ渡ったパク・チュホは、欧州のクラブからオファーが届いた際は「(選手が)移籍したいのなら、出してあげなければならない」と見解を述べた後、韓国と日本の違いについて次のように見解を述べた。

「僕は日本でプレーしてヨーロッパに行った。日本はヨーロッパと環境が似ていて、もっと良いところもある。 正直、僕が韓国に戻って来たときは劣悪な状況で、改善する部分が多くて驚いた」と回想。「日本は選手を送るだけではなく、チームの関係者も一緒にヨーロッパへ行って交流をしたり、コラボレーションをしながらシステムを学び、移植をして独自に作っていく。韓国はそのような部分が不足している」と指摘した。

 ベテランDFは、欧州から学ぶという点において、日本から見習うべきところがあると考えているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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