「ミトマがプレミア史上最高の日本人になる」三笘薫の躍動で、英メディアが過去のサムライ戦士を回想!「カルトヒーロー」「無私のプレー」

2023年02月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「重要なスカッドプレーヤーになった」

プレミアの舞台に立った(左から)岡崎、香川、三笘、吉田。(C)Getty Images

 先輩たちの中には、歴史に名を残した者もいる。だが、ブレイク中の三笘薫が今の勢いを保てれば、プレミアリーグにおける日本人選手の第一人者となるかもしれない。

 ブライトンに所属する三笘は、公式戦3試合連続でネットを揺らし、大きな注目を集めている。プレミアリーグで初先発を果たした10月29日のチェルシー戦以降、公式戦12試合に出場し、うち9試合で得点に関与(7得点・2アシスト)する大活躍だ。

 地元メディア『SussexWorld』は2月6日、現在の三笘は「ブライトンで最も重要な選手のひとり」だとし、「このままいけば、ミトマは同胞の先輩たちを上回り、プレミアリーグにおける史上最高の日本人選手となるだろう」と報じた。

 1年のレンタル生活を経て、三笘がプレミアリーグでデビューを飾るまでに、これまで10人の日本人選手がイングランドのトップリーグでプレーしてきた。稲本潤一、戸田和幸、中田英寿、宮市亮、香川真司、岡崎慎司、吉田麻也、武藤嘉紀、南野拓実、そして冨安健洋だ。
 
 SussexWorldは日本人初のプレミアリーガーとなった稲本について、アーセナルでは大きなインパクトを残せなかったとしつつ、フルアムでは「より大きな成功」を収め「カルトヒーローになった」と振り返っている。

 また、2005-06シーズンにボルトンでプレーした中田のことは、「イングランドのトップリーグで過ごしたのは1年だけかもしれないが、ボックス・トゥ・ボックスのMFはボルトンのあらゆるファンの心をつかんだ」と評した。

 名門マンチェスター・ユナイテッドに在籍した香川については、「2013年に優勝したものの、度重なるケガのため、アレックス・ファーガソンのチームでもデイビッド・モイーズのチームでもレギュラーとなるのに苦しみ、公式戦58試合出場で2015年にドルトムントへ戻った」と紹介している。

 同じくプレミアリーグ優勝を経験したのが、2015年に「ミラクルレスター」で戴冠に貢献した岡崎だ。SussexWorldは「ハードワークするストライカー」の元日本代表FWが、「エネルギーあふれるプレスと無私のプレーでジェイミー・ヴァーディーの24ゴールに助力」と評価した。

 2012年から長期にわたってサウサンプトンでプレーした吉田のことは、「重要なスカッドプレーヤーになった」と称賛。一方、そのサウサンプトンにレンタル移籍もした南野については、「リバプールでキャリアをスタートさせることはできなかった」と、思うように活躍できなかったと伝えている。

 三笘は今季からプレミアリーグでプレーし、レギュラーになって4か月も経っていない。今はまだ、「史上最高の日本人プレミアリーガー」には及ばないだろう。だが、SussexWorldは、絶好調の三笘にその地位を手にするだけの力があると報じた。25歳のさらなる飛躍に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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