「タイトルを獲りたいなら去れ」マンUレジェンドが“無冠の帝王”ケインへ再び退団指令!「スパーズが優勝するとは思えない」

2023年02月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「プレミア史上最高のスコアラーで満足か?」

数々の個人タイトルを獲得してきたケインだが、チームタイトルはいまだゼロだ。(C)Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドOB、リオ・ファーディナンド氏が、イングランド代表の後輩ハリー・ケインへ"移籍指令"を送った。英紙『Daily Mail』が伝えている。

 下部組織出身で、11歳からトッテナムでプレーするケインは、今月5日のマンチェスター・シティ戦(1-0)で、記念すべきプレミアリーグ通算200ゴールを達成。このメモリアル弾はクラブ通算では267点目で、並んでいたジミー・グリーブス氏を抜き、単独でトッテナム歴代最多スコアラーともなった。

 毎年ゴールを量産し、実に3度プレミアリーグ得点王に輝いた実績を誇るケインだが、チームタイトルとは無縁のキャリアを歩んできた。それだけに、絶えず強豪への移籍が噂され、多くの有識者が持論を展開してきた。ファーディナンド氏もその1人だ。

 2019年にも「何のために試合に出ているんだ? ワンクラブマンになるためか、それともトロフィーを獲得するためか? 君が『スパーズはトロフィーを獲得できるチームに見えるか』と問えば、私は『そうは思わない』と答える」と発言していたなか、今回再び退団を進言している。

「もしトロフィーを獲りたいなら、スパーズを去り、優勝できるチームに行く必要がある。近い将来、スパーズが優勝するとは思えないからね。ハリーの考えを聞いてみたい。トロフィーがなくても、プレミア史上最高のスコアラーとしてキャリアを終えられれば満足か? もし彼が『Yes』と言うならそれでいい。議論は終わりだ。我々が何を言おうが関係ない」
【動画】記念すべき初ゴールからマンCを葬るプレミア200点目まで!ケインがトッテナムで決めた全ゴール
 ケインのトッテナムとの契約は来年6月までで、今年7月には30歳となる。ファーディナンド氏は後輩へ早急な決断を求めた。

「彼は自分が達成したいことを目標にするつもりだ。結局は彼次第なんだ。個人差はあるし、誰にでも自分の欲望はある。でも今、ハリー・ケインは自身が目ざす道を決める時なんだ」

 一方で44歳のレジェンドは、「何が起ころうとも、彼はこのリーグが見たことのないような最高のゴールスコアラーの1人として名を残すだろう。彼は様々な方法でゴールを奪う方法を知っている」とも語り、そのパフォーマンスには惜しみない賛辞を寄せる。

 一目も二目も置いているだけに、無冠のキャリアには勿体なさを感じずにはいられないようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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