「ずる賢く、偉大な監督じゃない」元ローマの“悪童”カッサーノがモウリーニョを痛烈批判!「アッレーグリと一緒でもう終わり」

2023年02月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「サッカーは前進しているのに、あんたたちは…」

カッサーノから酷評されたモウリーニョ。(C)Getty Images

 歯に衣着せぬ物言いで注目される元イタリア代表のアントニオ・カッサーノが、同じく強烈な個性の持ち主であるローマのジョゼ・モウリーニョ監督を酷評した。

 ローマは2月1日、コッパ・イタリア準々決勝でクレモネーゼに1-2で敗れた。前ラウンドで今季リーグ首位のナポリを敗退に追いやっていたクレモネーゼではあるが、セリエAで最下位に沈むチームだけに、モウリーニョ率いるローマに対する風当たりは強い。

 イタリア『fanpage』によると、カッサーノは元イタリア代表のクリスティアン・ヴィエリらと配信する『twitch』の番組『BOBO TV』で、「彼は決して偉大な監督ではなかった。ずっと偉大なるコミュニケーターだった」と、モウリーニョを批判している。

「メディアに対してずる賢く、強い選手たちをうまくマネジメントする。だが力不足の選手たちには違う。強い選手の友達でいるのは簡単だからだ。ローマで彼は大惨事に大惨事を重ねた。選手をとるために金を使わせた。何度もずる賢かった。彼に監督はできない。不快だ。セカンドチームであっても、クレモネーゼには勝たなければいけない」
 
 カッサーノは以前からユベントスのマッシミリアーノ・アッレーグリ監督もこき下ろしている。今回も「1年半前からチームにプレーをさせられていない。つまり、あんたたち(モウリーニョとアッレーグリ)のサッカーは終わったということだ」と手厳しい。

「守備重視で最高級の選手がいない。サッカーは前進しているのに、あんたたちは10年前のままだからだ。勝利を手にしたかもしれないが、決して偉大な監督ではなかった」

 さらに、カッサーノはワールドカップ後にポルトガル代表やブラジル代表の指揮官就任が取りざたされたカリスマ指揮官に、「親愛なるモウリーニョよ、鏡を見ろ。いつも面と向かってはっきり言っていたじゃないか。代表チームを率いたいんじゃないか?」と言い放った。

「(ローマGMのチアゴ・)ピントやローマのサポーターと握手(して退任すべき)だ。あんたがどんな選択をしても、彼らはずっと支え、あんたに多くを与えてきた。だが、いずれ彼らも気づく。バカじゃないからだ。これだけのチームでこんな不快なプレーをしてはいけないとね」

 ローマは4日、セリエA第21節エンポリ戦で、開始5分までに2ゴールを奪い、2-0と勝利している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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