リバプールが“南野の役割”を求めて狙う「次の三笘」とは?地元メディア「才能があり、驚きではない」「格安で手に入れられる可能性がある」

2023年02月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ミナミノがアンフィールドを去ってから…」

絶不調で窮地に立たされているリバプールのクロップ監督。(C)Getty Images

 セルティックで古橋亨梧らが活躍し、直近では三笘薫が大ブレイクしていることで、イギリスにおける日本人選手への注目度は高まっている。

 先日も、「次のミトマ」として、LASKリンツの中村敬斗に対する関心が報じられた。昨季まで南野拓実が在籍したリバプールがレーダーに入れたというものだ。

 リバプール専門サイトの『LIVERPOOL.COM』は2月4日、「ミトマのようにクイックで技術的にも才能があり、リバプールがチェックしているのは驚きではない」と、中村について報じている。

「ナカムラにはクロップのアタッカー陣に典型的な1対1の力がある。そしてLASKのこれまでの最高額での売却がわずか350万ユーロ(約4億9000万円)だったことを考えれば、格安で手に入れられる可能性がある」
 
 同メディアは「大きいのは、ナカムラには守備の面でもリバプールにとって非常に有益な特徴を備えていることだ」と、攻守両面で役立つ存在になるかもしれないと続けた。

「今季、リバプールの攻撃陣は前線からの守備でプレスやチャレンジの回数が平均に満たない。これが守備への移行における脆弱ぶりにつながり、守備陣や中盤が頻繁に危険にさらされている。これらの(守備に関する中村の)数字、LASKに法外な金額での選手売却の例がないことから、リバプールがナカムラに注目しているのは驚きではない」

 周知のように、クロップ率いるリバプールは今季苦しんでいる。LIVERPOOL.COMは「タクミ・ミナミノがアンフィールドを去ってから、攻撃陣には先発組を後押しするようなスカッドプレーヤーのようなタイプがいなかった」と締めくくった。

「ナカムラがそれに当てはまるのは確かだ。今季のリーグ戦で有望なところをたくさん見せており、まだ22歳だから成長の余地がある。彼をチェックし続けているリバプールは賢明だろう。日本の選手たちは躍進している。ナカムラがそのけん引役のひとりであることは確かだ」

 今季の公式戦で11得点、6アシストを記録している中村に飛躍のときは訪れるのか。今後の活躍とともに、移籍を巡る動きに進展があるかも注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】オーストリアで躍動!リバプールが狙う日本人アタッカーが決めたゴラッソ!

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