古橋亨梧がセルティックの絶対的エースであることは変わらない。去就が騒がれているギオルゴス・ギアクマキスが移籍へ向かったのも、古橋との競争で出場機会を得られなかったからだ。

　そのギアクマキスの後釜として、セルティックはこの冬にオ・ヒョンギュを獲得した。新ストライカーの存在は常に新たな期待感につながる。守護神ジョー・ハートは、韓国人FWの存在が、チームに何かを加えるとの見解を示した。

『GlasgowLive』によると、ハートは「若くて本当に情熱的で、パワフルだし、技術的にも優れている。みんなと話したけど、彼らも新戦力たちについては喜んでいるよ」と、オ・ヒョンギュを称賛している。

「今は日程からたくさん練習する時間がない。でも、彼は本当に特別な何かをクラブにもたらすと思う。キョウゴはファンタスティックだった。でも、試合に出るようになり、機会を得たら、オも本当の力を示すことができるだろう。何かをもたらしてくれると思う」
 

　今季の公式戦で21ゴールを挙げている古橋に対するアンジェ・ポステコグルー監督の信頼は絶対だ。一方のオ・ヒョンギュは加入したばかりで、まずはスコットランドの環境に慣れることが必要となる。当面、エースの座が脅かされることは考えがたい。

　だがもちろん、いずれ新たなポジション争いが待っているのも事実だ。古橋とオ・ヒョンギュがしのぎを削り、ともに高め合うことで、チームとしてさらにレベルアップするのが、ポステコグルー監督とクラブの狙いのはずだ。

　今後、アジア人ストライカー同士の競争がどうなっていくのか興味深い。古橋は再びチームメートとの争いを制し、エースとして君臨し続けることができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
　
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