ドイツサッカーの名将トーマス・シャーフが来日。東京豊洲で指導者向けの特別講演会&実技指導研修会を開催

2015年11月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

東京スポーツ・レクリエーション専門学校開校20周年を記念して。

<トーマス・シャーフ氏略歴>
■所属クラブ(Jr.ユース・ユース・トップ)
SVヴェルダー・ブレーメン 1978~1995年
■指導歴
SVヴェルダー・ブレーメンU17-19 1997~1995年
SVヴェルダー・ブレーメンⅡ 1995~1999年
SVヴェルダー・ブレーメン 1999~2013年
アイントラハト・フランクフルト 2014~2015年

 UEFAテクニカル・オブザーバーでスカイ・スポーツの解説者を務める、ドイツの名将、トーマス・シャーフ氏が来日し、スポーツの指導者やトレーナーを目ざす学生や、現役のコーチ、監督に向けて特別講演会を行なった。
 
 このイベントは2014年より同氏と国際教育顧問契約を結んでいる、滋慶学園グループが主催したもの。同グループの各校で、シャーフ氏による学生向けの講義が行なわれる中、11月11日には、東京スポーツ・レクリエーション専門学校の開校20周年を記念して、一般公開(有料)の特別講演会・実技指導研修会が実施された。

 講演会には、Jリーグ関係者、大学・高校サッカー指導者、サッカースクール指導者、メディアなど約200名が詰めかけた。遠方からの参加者もおり、関心の高さがうかがえた。
 
 会場もユニークだった。場所は東京の豊洲で、第1部はららぽーと豊洲内のユナイテッド・シネマを舞台にシャーフ氏の指導哲学の学ぶ講演会。第2部はそこから徒歩10分ほどの位置にあるMIFAフットボールパークで、実際のトレーニング法を学ぶ実技指導研修会と充実したプログラムが組まれていた。

 ここ日本で、欧州トップクラスの監督の考え方、指導法にたっぷり触れることができる機会はそうあるものではない。価値のある4時間だった。簡単にではあるが、その様子をレポートしていこう。

次ページ現役を続けながら指導者の道へ。その稀有なキャリアを振り返る。

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