「何が起こってもおかしくない」アグエロが伝説の“11-12”を例に今季のプレミアを語る!「シティは反撃の準備ができている」

2023年02月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「アーセナルかユナイテッドが復活する日もそう遠くはない」

古巣シティとアーセナルが引っ張るプレミア優勝争いについて語ったアグエロ氏。(C)Getty Images

 マンチェスター・シティのレジェンドOBセルヒオ・アグエロ氏が、例年と少し様相の異なるプレミアリーグ優勝争いを占った。英紙『Mirror』が1月31日付けで伝えている。

 同リーグでは現在、19年越しの覇権奪回を目指すアーセナルが首位に位置。そこから5差で、昨シーズン王者のシティ、11差でニューカッスル、マンチェスター・ユナイテッドと続いている。

 アーセナルは消化試合も1試合少なく、優位に立っているが、34歳の元アルゼンチン代表FWは「トップである以上、ライバルが自分を追いかけてきている感覚は拭えない」と説明。自身が最終節のQPR戦で劇的弾を叩き込み、逆転優勝に導いた2011-12シーズンを例に挙げ、こう語った。

「アーセナルのチームは若く、プレッシャーに対応しなければならない。今日の彼らはソリッドで、スタイルは明確だが、我々は最後の最後まで見守る必要がある。良い例として、2012年にシティに起こった出来事がある。ユナイテッドより8ポイント下だったが、最終節でなんとかトロフィーを掲げられたんだ」
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 そのうえで、古巣の現状に関しては「上手くいっていないとは言い切れない。プレミアは最も競争の激しいリーグであり、上位が補強を行ない、歴史的な水準に戻るのは至って普通だ」と言い、11年前の再現に期待を込める。

「シティは過去5年で4度優勝している。彼らはまだ戦いの中にいるし、2位から反撃する準備はできている。何が起こってもおかしくない。シティはプレミアリーグの流れを掌握する術を心得ているからね。ここ数年のリバプールとの対戦が、いかに僅差で決着していたかを忘れてはいけない。この点に関する経験は大きな役割を果たすだろう」

 また、リーグ制覇から遠ざかる名門2クラブにも言及。「アーセナルかユナイテッドが復活する日もそう遠くはないだろう」と、太鼓判を押した。

「この2クラブは、アーセン・ヴェンゲル監督とアレックス・ファーガソン監督という大成功のサイクルの余波を受け、苦しんでいた。しかし今、力強く戻ってきたんだ」

 アーセナルは長らく続いた屈辱の空白期間に終止符を打ち、完全復活を宣言できるか。それともペップ率いるシティがかわし、"いつものパターン"となるのだろうか。直接対決は2試合残されている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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