EURO予選敗退国からベストメンバーを勝手に選出! ロッベンやゼコなどビッグネームがズラリと顔を並べる

2015年11月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

メガクラブ在籍者も少なくない4-3-3。

ロッベンやブリントなどメガクラブの主役を担っている選手も少なくないオランダ。このオレンジ軍団でさえも本選出場が叶わないあたりに、EUROのレベルの高さが見てとれる。 (C) Getty Images

 現地時間11月17日、EURO2016予選プレーオフが終わる。大会2連覇中の王者スペインをはじめ、昨夏のブラジルW杯を制したドイツ、イタリア、イングランドなどの列強国に加え、ウェールズやアイスランドなどこれまで国際舞台で日の目を見てこなかった初出場国など、本選に出場する24か国が出揃った。
 
 レギュレーションが変わり、出場枠がこれまでの16から24に増えたことで、小国がチャンスを得た一方で、オランダやセルビア、デンマークなど実力者を多く兼ね揃えた強豪国が敗退している。
 
 ここでは、惜しくも本選行きが叶わなかった国の選手たちの中から、ネームバリューと実績を基にベストイレブンを独自に選出。ロッベンやゼコなどメガクラブの主力選手たちがズラリと顔を揃えた。彼らの勇姿をEUROの舞台で見たかったサッカーファンは、決して少なくないはずだ。
 
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■GK
サミール・ハンダノビッチ(スロベニア/インテル)
 今予選ではプレーオフも含めて12試合中11試合に渡って、スロベニアのゴールマウスを守った。ウクライナとのプレーオフ終了後に「代表での僕の役目は終わった」と代表引退を発表した。
 
■DF
ブラニスラフ・イバノビッチ(セルビア/チェルシー)
 31歳のベテランDF。スピードの衰えが目立つも、経験に裏打ちされた判断力と迫力満点の攻撃参加でセルビアのサイドアタックを後方から支えた。
 
シモン・ケア(デンマーク/フェネルバフチェ)
 フィジカルに秀でたファイタータイプのCB。プレーオフの"スカンジナビア・ダービー"では、持ち味のタイトな守りを披露するも、イブラヒモビッチを抑えきることができなかった。
 
ダレイ・ブリント(オランダ/マンチェスター・U
 CB、SB、アンカーで機能するポリバレントなDF。予選最終節まで本選出場の望みを残したが、チェコに競り負けて(2-3)、代表監督を務める父ダニーとともに涙を呑んだ。
 
アレクサンダル・コラロフ(セルビア/マンチェスター・C
 今予選ではタックル成功率100パーセントと対人プレーに強さを見せたレフティーのSB。1ゴール・2アシストと自慢の攻撃力も見せつけた。
 
■MF
ネマニャ・マティッチ(セルビア/チェルシー)
 攻守で存在感のあるオールマイティーなMF。今予選では8試合すべてに出場し、5節のポルトガル戦では豪快なバイシクルシュートを決めた。
 
ミラレム・ピャニッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ/ローマ)
 ボスニア・ヘルツェゴビナの10番は秀でたパスセンスと精度の高いプレースキックが売り。無得点に終わるも、全12試合に出場して3アシストを記録するなど、存在感を示した。
 
クリスティアン・エリクセン(デンマーク/トッテナム)
 多彩なキックを武器に、デンマークの攻撃を司ったファンタジスタ。スウェーデンとのプレーオフでは再三に渡ってチャンスを演出し、第2戦ではロスタイムの同点弾をアシストした。
 
■FW
アリエン・ロッベン(オランダ/バイエルン)
 高い得点力と突破力を合わせ持つ、言わずと知れた韋駄天ウインガー。オランダ敗退の最大の原因は、序盤の4試合で2ゴールと好調だったこの男を、終盤戦に故障で欠いたからとも……。
 
エディン・ゼコ(ボスニア・ヘルツェゴビナ/ローマ)
 多彩なフィニッシュワークを持ち、今予選ではチームトップの8ゴールを量産。アイルランドとのプレーオフでも1得点したが、惜しくも敗れて、ブラジルW杯に続いての国際大会出場を逃した。
 
ステバン・ヨベティッチ(モンテネグロ/インテル)
 負傷で、度々チームから離脱したものの、予選中も崩しかフィニッシュで違いに。ミルコ・ヴチニッチとともにモンテネグロの攻撃の双肩を担った。
 
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