「ミトマは絶滅危惧種」「魔法で観衆を…」鮮烈弾の三笘薫、スペインメディアが“ドリブル博士”と注目!「 他のドリブラーとは違う」理由

2023年02月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「サッカーよりも勉強を優先し、論文でパフォーマンスを向上させた」

スペインメディアも三笘に注目している。(C)Getty Images

 先のリバプール戦でダブルタッチからスーパーゴールを叩き込んだ三笘薫は、世界中から注目を浴びている。

 スペインのラジオ局『CADENA SER』はそのドリブルと、18歳でプロにはならずに大学へ進学したキャリアに注目。1月31日に「ミトマ、プレミアリーグのスター、ドリブルの"博士"」と題した記事を紹介。「ブライトンの選手はサッカーよりも勉強を優先し、論文でパフォーマンスを向上させた」と伝えた。

 記事はまず、現代フットボールの風潮として、「サッカーはますます(個性がなくなって)灰色でフラットになり、戦術にすべてがかかっている。この流れでドリブラーは絶滅危惧種となり、エリートクラスから徐々に姿を消している」と指摘した。

 そんな流れに抗い、「わずかに抵抗を続ける、魔法で観衆を席から立ち上がらせる」新たな選手として三笘を紹介。筑波大時代にドリブルに関する論文を書いたことにも触れ、「素晴らしいサッカー選手であり、ドリブルの高貴な芸術に関する論文の著者だ」と綴った。

「この日本人はただのサッカー選手ではないとわかる。 スペインは(カタールW杯の)日本とのクレイジーな試合ですでに苦しんでおり、不意を突いてすべてのプランを打ち破った」
 
 記事は、川崎フロンターレのユースからトップチームに昇格できたにもかかわらず、大学進学を選んだ稀有なキャリア注目。「他のドリブラーとは異なり、彼は分析してから実行するのを好む」と伝え、こう続けている。

「彼は今シーズン、(レンタル先のユニオン・サン=ジロワーズから)ブライトンに戻り、最初は贅沢な交代要員だったが、その後は攻撃でチームの目に見える顔になった。 19試合で6ゴール・2アシストは、明るい未来を持つ選手である証明だ。数年後にまだドリブラーが存在するかどうかはわからないが、(存在していれば)ミトマのおかげかもしれない。彼はすべてのトリックを明らかにし、すべてを理解している」

 三笘の活躍がほかのドリブラーに影響を与える。同メディアはそう考えているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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