三笘薫がインタビューに応じ、ブライトンでの充実ぶりを語った。クラブ公式アプリが１月31日付けで伝えている。

　25歳の日本代表MFは、東京五輪後の2021年夏に川崎フロンターレから加入後、ベルギーでの武者修行を経て、昨夏からイングランドでプレー。当初は途中出場が続いたが、徐々に頭角を現わし、今ではチームに欠かせぬ攻撃の中心となった。

　１月29日のリバプール戦（FAカップ４回戦）でも、キレキレのドリブルやアウトサイドでの絶品クロスで決定機を演出すれば、後半アディショナルタイムには劇的な決勝弾を奪取。勢いは留まるところを知らず、直近10試合でなんと６ゴール・２アシストをマークしている。

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　イングランドのみならず、世界で最もホットと言っても過言ではない三笘は、「予想以上に得点やアシストができているので、先発の座をキープできている」と手応えを示したうえで、シーズン終盤に向かう今後に向け、以下のように決意を伝えている。
 

「このまま勝ち続ければ、（チームメイトから）もっと信頼されるようになるし、良い循環ができると思う。できれば全試合で、できるだけ多く得点したい。何点取りたいという目標設定もできるかもしれないけど……あまり意識しすぎるのも良くないと思うので、とにかく毎試合得点できるようにしたい」

　さらに「これだけ良い場面で、良いパスを貰えるチームは他にない。ここでゴールを決められないと、他では絶対に取れない」と、チームメイトへの絶大な信頼を明かした三笘は、自身にはあくまで厳しい評価を下している。

「チームが勝っているからこそ、僕は（メディアから）賞賛される。個人としては、名門クラブの選手にはまだまだ及ばないと思っている。客観的な視点で自分を見ているんだ」

　飛ぶ鳥を落とす勢いで市場価値を上げ、ビッグクラブ移籍の噂が絶えないだけに、多少気の緩みが出てもおかしくはなさそうだが、向上心の塊の男にその心配は無縁のようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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