「驚異の812億円!」一体いくら使うの? チェルシーが移籍市場最終日にE・フェルナンデスを狙う

2023年01月31日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

すでに移籍金総額の歴代最高記録を大幅に更新

W杯の最優秀若手選手賞に輝いたE・フェルナンデス。チェルシー行きは実現するのだろうか?(C)Getty Images

 冬の移籍マーケットが欧州時間1月31日に終了する。

 今冬はここまで超大物の移籍こそないものの、それでもオランダ代表FWコディ・ガクポのリバプール行きやベルギー代表FWレアンドロ・トロサールのアーセナル加入など注目のディールは数多く生まれた。

 移籍市場最終日の「デッドライン・デー」には駆け込みでたくさんの取引が行なわれるのが定番だが、今冬ではアルゼンチン代表MFのエンソ・フェルナンデスのチェルシー移籍が成立するかどうかが大きな注目を集めている

 E・フェルナンデスと言えば、記憶に新しいカタール・ワールドカップの優勝メンバーのひとりで、同大会の最優秀若手選手賞にも輝いた22歳の超注目株だ。

 チェルシーはこの冬、一度は契約成立に近付いたものの最終的には破談となったが、それでも諦めきれずに今回は前回の提示より金額を上げ、1億2000万ユーロ(約168億円)のオファーを出しているようだ。

 そのチェルシーだが、昨年5月にトッド・ボーリーを代表とするコンソーシアムに買収されて以降、大型補強を敢行しているのは周知の通りだ。
 
 昨夏にはセネガル代表DFのカリドゥ・クリバリ、フランスU-21代表DFのウェスレイ・フォファナ、スペイン代表DFのマルク・ククレジャ、イングランド代表FWのラヒーム・スターリングなど計8人を獲得した。

 しかし、迎えた22-23シーズンは怪我人の続出や監督交代の影響もあり、なかなか結果が出せず。ここまでプレミアリーグでは10位に沈んでいる。

 そこで経営陣は冬の市場にも積極的に資金を投下し、ここまでウクライナ代表FWのミハイル・ムドリク、フランス代表DFのブノワ・バディアシル、イングランド代表FWのノニ・マドゥエケ、ポルトガル代表FWのジョアン・フェリックス(レンタル契約)など、すでに6人を補強している。

 これによって、チェルシーが今シーズンの移籍市場(夏と冬を合わせたもの)に投下した移籍金の合計額は約4億6000万ユーロ(約644億円)となり、バルセロナがウスマンヌ・デンベレやフィリッペ・コウチーニョを獲得した17-18シ―ズンに記録した3億8000万ユーロ(約532億円)を大幅に上回る、1シーズンの移籍金総額の歴代最高記録を更新している。

 仮にE・フェルナンデスを報道通りの金額で獲得すれば、その合計は約5億8000万ユーロ(約812億円)と、それこそ天文学的な数字となる。

 ここまでの選手補強に関してはあまり戦略性は感じられないが、これだけの資金を投下した以上、今シーズン途中から指揮を執るグレアム・ポッター監督はもはや結果を残すしかないだろう。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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