現地時間１月29日に開催されるセリエA第20節のナポリ戦を前に、ローマのジョゼ・モウリーニョ監督が記者会見に出席。対戦相手のキム・ミンジェにまつわる裏話を明かした。現地メディア『Football Italia』などが伝えている。

　カタール・ワールドカップでも活躍した26歳の韓国代表DFは、母国でプロキャリアをスタートさせ、2019年１月に中国の北京国安へ。その後、トルコのフェネルバフチェを経て、昨夏にナポリに加入した。ここまで１試合を除きリーグ戦全試合で先発し、インテルやミランを抑え、首位を快走するチームで確かな存在感を示している。

　確実にステップアップしているキム・ミンジェは、過去にプレミアリーグ行きが近づいていたようだ。モウリーニョは2019年から21年まで率いたトッテナム時代を振り返り、こんなエピソードを披露した。
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「トッテナムにいた時、キム・ミンジェ獲得を試みた。FaceTimeで何度か話したよ。だけどクラブは私を助けてくれなかった。コストは1000万で、トッテナムの提示は500万だった。まあ700～800万で取引できたが、当時のトッテナムはお金を使えなかったんだ。彼は本当に来たがっていたが、結局来れなかった」

　今月26日に還暦を迎えた"スペシャル・ワン"は、すでに同胞のソン・フンミンが大きな成功を収めていたにもかかわらず、その将来性を疑ったクラブ幹部への恨みを決して忘れていないようだ。

　最後は自身を解任したトッテナムへの皮肉も込めてか、現在のキム・ミンジェは「トッププレーヤーだ」と絶賛した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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