セルティックFW、浦和移籍目前でMLSクラブが強奪か。6億円超で「ハイジャック」と現地報道

2023年01月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

ポステコグルー監督は「まだ不確か」

二転三転するギアクマキスの動向。結局、日本には来ないのか。(C)Getty Images

 本当に移籍は最後まで何があるか分からない。取引が成立するまで、確実なことは何もないのだ。

 浦和レッズのメディカルチェックを受けたと報じられていたセルティックのギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキスだが、一転してアメリカのアトランタ・ユナイテッドへの移籍が近いと伝えられている。

 古橋亨梧とのポジション争いで出場機会に恵まれず、この冬の退団が有力視されてきたギアクマキス。移籍先候補として注目を集めていたクラブのひとつが浦和だった。

 ギリシャやスコットランドのメディアは先日、ギアクマキスが家庭の事情や条件面を理由にMLS行きを望んだものの、アトランタ・ユナイテッドの買い取りオプションつきレンタル移籍というオファーをセルティックが拒んだと報道。クラブが浦和移籍か残留かを選手に求めたと言われている。
 
 そして1月27日には、ギアクマキスがオランダで浦和のメディカルチェックを受けたとの報道が浮上。グラスゴーに戻ってから日本に向かうと伝えられた。

 だが28日、英紙『THE Sun』は、アトランタ・ユナイテッドがオファーを完全移籍に切り替えたとギリシャ・メディアが報じていると報道。また、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者も同日、「アトランタ・ユナイテッドがウラワの取引をハイジャックしようとしている」とし、470万ドル(約6億3500万円)のオファーをセルティックが受け入れたと報じた。

 地元紙『Daily Record』によると、セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督はこの日、「彼の周りにはまだ憶測がある。具体的なことは何もないが、まだ関心があると言うべきだろう。全員が合意をしなければいけない」と述べている。

「選手が移籍を望む必要があるし、我々はクラブとして要求が満たされなければいけない。関心を寄せるクラブも満足しなければならない。少し時間がかかるが、私はかなりリラックスしているよ。実現すれば実現する、そうでなければ彼は今後も我々の一員のままだ。以前同様、彼は貢献する機会を得ると確信している。今のところはあと数日あるが、まだ不確かだと言うのがフェアだろうね」

 めまぐるしく状況が変わるギアクマキスの去就は、どのような決着を見るのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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