「じわじわ追い込んで、相手の選択肢を1個に絞る」ヴィッセル酒井高徳が1対1の極意を解説!DFから見たイニエスタと大迫勇也の凄さとは?

2023年01月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

「突っ込めない」「本当に取れない」

酒井が1対1のポイントに粘り強さを挙げた。写真:滝川敏之

 ヴィッセル神戸が1月28日に、公式YouTubeで「【1対1の駆け引き】酒井高徳に聞いてみた!」を公開した。

 動画は、全体練習後のFW武藤嘉紀とDF酒井の1対1からスタート。ドリブル突破を狙う武藤に対して、阻止しようとする酒井が3回のうち2回、ボールを奪っている。

 その後、酒井はDF飯野七聖に1対1のポイントをアドバイス。「腰を先に回せ」「なるべく真横にターンする感じ」「フェイントだったら、2個目ガッと行って、もう一回行けるような感じ」など声をかけていた。

 チームメイトへ積極的に助言する31歳は、1対1での"極意"をこう語る。

「シンプルだけど、粘り強く。(相手の)フェイクなどに騙されずに、自分の追いやりたい方に、じわじわ追い込んで、相手の選択肢を1個に絞る、みたいな」
 
 また、「良いウインガーは?」という質問には、ドリブルの実演付きで回答。「ディフェンダーとボールの直線を、ドリブルしながら外せる人」「重心移動させられるような持ち方を、小さくできる人は上手い」とのことだ。

 その動きが特に上手い選手には、日本代表MFの三笘薫(ブライトン)、チームメイトでは大卒ルーキーのMF泉柊椰とFW大迫勇也を挙げる。

 大迫については「スピードに乗って、ではないけど、横に動くボールに対して、相手の重心を見ながら外せる」と称賛。ターン直後、通常ではボールを触りにくい状況でもタッチできるため、DFは「(両)足が揃っちゃう」「突っ込めない」という。

 さらに、「重心を外すで、誰って言ったらもう、(アンドレス・)イニエスタさんしかいませんよ」として、スペインが誇る"マジシャン"に対して「本当に(ボールを)取れない」「マジですごいよ」と脱帽した。

 最後に酒井は、1対1への思いを明かす。冒頭の武藤との"勝負"は申し込まれたようで、「やっぱり1対1は良い。プロになると負荷を気にしてやらなくなるけど、全然やりたい。(相手が)スピードに乗っているのは、ディフェンダーは不利。その状況で勝ちたい、みたいな」と楽しそうに語った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】神戸の酒井高徳が"良いウインガー"を実演付きで解説!飯野七聖に1対1のアドバイスも

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