マンチェスター・ユナイテッドのエリク・テン・ハーフ監督が、現地時間１月28日に行なわれるFAカップ４回戦、レディング（２部）戦を前に会見に出席。絶好調のマーカス・ラッシュフォードについて語った。クラブ公式サイトなどが伝えている。

　25歳のイングランド代表FWは、シーズン中盤までは散発的な活躍に留まっていたが、カタール・ワールドカップ後に覚醒。自陣からの衝撃の独走弾も飛び出すなどし、圧巻の10戦・10発とノリにノっている。

　先日には「彼がノっている時、こうした精神状態にある時、集中している時、彼はアンストッパブルだ」と大絶賛していたテン・ハーフ監督は、改めてラッシュフォードの話題を振られ、「若返らせるために何かしたのか」と問われると、微笑みながらこう答えた。

「ハリー・ポッターじゃないんだから！ただ、自信をつけたという話だ。どの選手も自分で自信を作り、手に入れなければならない。彼はこのために戦い、力を注いだ。もちろん、私はコーチングスタッフと一緒に、正しいポジションにつくために必要なルーティーンを与える方法を取り入れている。

　でも、最終的には彼次第だ。選手が自信を持てば、我々のやり方で、最高のパフォーマンスを発揮できると確信している。まあ、今のマーカスが、本当に良い状態、良いフォームなのは明らかだ」
【動画】ラッシュフォードは誰にも止められない！衝撃の独走弾

　今シーズン、オランダ人指揮官のもとで躍動するのはラッシュフォードだけではない。ブルーノ・フェルナンデス、アントニー・マルシアル、アントニー、そして直近ではヴォウト・ヴェフホルストが加入後初ゴールを奪った。テン・ハーフ監督は「前線も強化されてきていると思うし、お互いに良い影響を与え合っていると思う」と手応えを示す。

「シーズン前半は前線に問題が多く、心身ともに100％の状態ではない選手が試合に出るケースも多かった。今は状況が改善され、マーカスも状況に応じてより恩恵を受けられるようになった」

　クリスティアーノ・ロナウドという、攻撃の大黒柱が退団したものの、全くそれを感じさせないほどの厚みを持つユナイテッド。来月にはバルセロナとの大一番（ヨーロッパリーグ・プレーオフ）も控えるなか、10番を背負うエースを中心にさらに調子を上げていけるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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