シャルケ吉田麻也へ強まる逆風。独メディアが前半戦ワーストイレブンに選出「ポジショニングの露骨なミスで失点に絡む」

2023年01月27日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

シャルケから吉田を含む3人を選出

6失点大敗を喫した24日のライプツィヒ戦後、ドイツ国内外から厳しい評価を下された。(C)Getty Images

 シャルケで精彩を欠く吉田麻也への風当たりが強まっている。

 スポーツ全般を扱うドイツメディア『sport.de』は26日、ブンデスリーガ前半戦のワーストイレブン(大失敗の11人)を発表。リーグ最多の41失点を喫し、最下位に低迷するシャルケから吉田を含む3人を選出している。34歳の日本人CBへの評価は次の通りだ。

「彼は防衛長官として、クナッペン(シャルケの別称)本部を閉鎖すべきだ。これまでのところ、ほとんど成功を収めていない。ポジショニングの露骨なミスでいくつかの失点に絡んだし、スピードもブンデスリーガの水準に達していない」
 
 それでもリーグ戦全17試合にフル出場できているのは、「ゲルゼンキルヘン(シャルケのホームタウン)に代役がいないため、スタメンの地位を失うことはなかった」と手心を加えずに締め括っている。

 チーム全体の守備が機能不全に陥っている以上、ひとりのCBを槍玉に挙げるのはアンフェアにも感じられるが、吉田が昨夏に新たな守備リーダーとして迎え入れられたのは事実。期待値が高かったゆえに、厳しい目を向けるメディア、ファンは少なくない。

 この逆境をいかに乗り越えていくか。吉田の試練は続く。
 

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