ドイツ１部のボルシアMGでプロキャリアをスタートさせるFW福田師王が１月25日、渡独の直前に空港で取材に応じ、新たな挑戦への意気込みを語った。

　１年次から神村学園でレギュラーとして活躍し、今冬の第101回全国高校サッカー選手権では、４試合で３得点を挙げてチームの準決勝進出に貢献した福田。高校サッカー屈指のストライカーは、「神村学園の赤なので」と赤いジャージの上にベンチコートを羽織って現われ、「でもボルシアメンヘングラードバッハの色は緑なので、ドイツに着いたら着替えたいと思う」と笑顔を見せた。
 

　出国するにあたって、神村学園高のチームメイトからは、「日本で見ているから頑張れよ」と温かい言葉をもらったという。まずはボルシアMGのセカンドチームからのプレーとなるが、日本で応援してくれている仲間に自分のニュースが届くよう、トップチームでの活躍を誓った。

「下のチームで活躍しても日本でニュースにはならないので、目ざすのはトップチーム。自分が成功したら、日本サッカーにとってもいろんな道が開けると思う。難しいと思うけど、言葉の面でもプレーでも成長して、人としても大きくなりたい」

　欧州の舞台でさらなる成長を遂げ、日本サッカー界を牽引する活躍に期待したい。

取材・文●手塚集斗（サッカーダイジェストWeb編集部）

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